2006年 11月 9日 (木) 

       

■  〈Challenge〉スイスで活躍のオルガン奏者菊池悦子さん 内丸教会でコンサートへ

     
  菊池悦子さん  
 
菊池悦子さん
 

 盛岡市出身で現在はスイスで活動しているオルガニストの菊池悦子さんのパイプオルガンコンサートが12日、同市中央通1丁目の内丸教会で開かれる。昨年に引き続き2回目となる今回のテーマはバッハ。「オルガンソナタより」など本人の楽曲だけでなく、バッハを取り巻く作曲家の作品を取り上げ、解説を織り交ぜながら演奏する予定だ。
 
 バッハに影響を与えたといわれるブクステフーデの曲は「トッカータ・ニ短調」を弾く予定。バッハの影響を受けた作曲家としては、いとこのヴァルターを選んだ。ビバルディの楽曲をアレンジした「コンチェルト・ロ短調」を演奏する。

  菊池さんは1997年にスイスに留学し、卒業後もとどまって活動を続けている。日本よりも演奏の場が多いのが魅力。自分でCDを持参して売り込むなど苦労はあるが、熱意を込めて説得すれば、必ず演奏の場を与えてくれる土地柄だ。現在は2つの町の教会の専属オルガニストとして演奏活動と後進の指導を行っている。

  パイプオルガンは建物に合わせてつくられるため、それぞれの楽器が世界に一つ。自分の楽器を持ち運びできないオルガニストにとって、会場の下見から仕事は始まる。実際に音を出してみて、楽器の性格や会場の響きなどを確かめた上で、相性のいい楽曲を選択する。

  多彩な音色を使い分けられるのも楽器の特徴。音の混ぜ方について、大ざっぱなマニュアルはあるが、細かいところは演奏家の裁量に任される。自由でもあるが、責任を引き受けなければいけない厳しさも感じている。  今後もしばらくはスイスで活動していく予定。「まだまだ修業中。どこにたどり着くか分からないが、いつでも冒険と思っている」と言う。

  ペダルと1段鍵盤を備えた内丸教会のパイプオルガンは、建物の広さや天井の高さなどに合っていると思う。昨年演奏してみて「いい音が鳴る」と気に入った。自分でも演奏会を楽しみにしている。

  午後1時半開場、同2時開演。入場無料。同市中央通1丁目6の44、電話番号019−622−6688。

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