2006年 11月 10日 (金)
■ 水星の日面通過で観察会 小岩井まきばの天文館で
中央右上の太陽面を通過する水星の黒い点(撮影時間は9時8分ころ、望遠レンズ1000ミリ相当で撮影し拡大したもの)
水星が太陽面を通過する天文現象「水星の日面通過」の特別観察会が9日朝、雫石町の小岩井農場まきば園内にあるまきばの天文館で行われた。天文ファンや報道関係者らが真っ赤に燃える太陽を背景にした水星の黒点を3年半ぶりに観測した。
朝から秋空の広がる絶好の観測日和。天文館担当の齊籐政宏さん(52)と菊池信さん(34)の2人が天体望遠鏡で太陽光を投影して観察した。
水星が太陽面を端から端まで東南東から黒い点で移動する約5時間のドラマ。写真撮影には光を遮る黒色のフィルターが使われた。
盛岡天文同好会の高橋保さん(47)は早朝から駆け付けて100倍の天体望遠鏡でモニターを確認しながら観測していた。
天文館を担当して7年目になる菊池さんは「水星の日面通過撮影はこれまで天候状態が悪かった。今回初めて好条件で観察できました。日面通過は朝6時15分から9時10分まで。最初から最後まで観測できたのは最高」と話していた。
天体望遠鏡で観測撮影するまきばの天文館の齊藤政宏さん
次回は26年後の2032年にあるが、日没時間とも重なり、いい観測は期待できないようだ。地球から水星までの距離は約9千万キロ。太陽までは約1億5千万キロになる。
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