2006年 11月 12日 (日) 

       

■  〈経済〉石井スポーツ大通店 MOSS入居を決めた理由

     
  商業ビルMOSS(モス)に移転するICI石井スポーツ盛岡大通店  
 
商業ビルMOSS(モス)に移転するICI石井スポーツ盛岡大通店
 
 

盛岡市大通1丁目のICI石井スポーツ盛岡大通店(荒川勉店長)は、12月9日開店予定の大通2丁目の商業ビル・MOSS(モス=盛岡大通ショッピングセンター&スクリーン)に移転し、盛岡店として新装オープンする。移転によりワンフロアと完備された駐車場の利便性を生かしながら、スーパーや書店、映画館など他の入居施設による集客効果も期待し新規巻き返しを図る。山とスキーの専門店の拡充強化で既存顧客の維持とブランドのブース導入で新規顧客層の開拓も行う。

 盛岡大通店はICI石井スポーツ(本社東京都新宿区、松山盟社長)の直営店として90年5月に開店。1階から3階のフロアを活用し約390平方メートルの店舗で16年間、大通のメーンストリートで店舗展開してきた。

  開店当初は大通のメーンストリートに物販店も多くあり来街者も多かった。荒川店長は「衣類や時計店も多数あり書店も3店あった。今のようにメーンストリートに飲食店はなかった。周辺にスポーツ店は6、7店あり競争も激しかった」と参入当時を振り返る。

  その後、物販店が減少しスポーツ店も閉店や撤退が相次いだ。「当社は山とスキーの専門店を全面に打ち出し全国で20店舗を運営している。岩手県では初出店だったが、登山家や登山愛好者、スキー愛好家らがメーンの顧客に販売してきた」「スキーなどは価格競争が激しい時代があり、年が明けると3割、5割の値引き合戦もあった。他店ではスキー以外の商品などもそろえたりした。当店ではそんな中でも山とスキーの専門店にこだわり耐えた。そしてどうにか持ちこたえた」と言う。

  現在は市内の中心部にスポーツ専門店は3店だけ。盛岡大通店には市内のほか大船渡や青森などからも顧客が来店する。

  「山用品が良いときとスキー用品が良いときと波があるが、ここ4、5年は厳しい状態。高齢化して登山客が増えるかと言えばそうでもない。スキー人口も減少しており昨年少し上向いたほど」と同店を取り巻く状況を語る。

  駐車場も課題となっていた。店頭に車を止めて買い物に来る客から駐車場の使いにくさや時間を気にしながらの買い物に対する不満の声が少なくない。荒川店長は「駐車の問題は年々多くなり来店客に不便を掛けている。今回の移転には駐車場対策の意味もある」と言う。モスは敷地内に駐車場(4階建て)が完備され約280台が収容可能。

  同社では従来、ビルの各フロアを活用した店舗運営をしていたが、最近は駐車場付きワンフロア店舗への切り替えを進めている。

  荒川店長は「昨年、札幌店が移転し新装オープンした。ワンフロアで商品が選べる。品ぞろえも便利で季節の重点商品をアピールできるレイアウトも可能。来店客は下見に来てじっくり選べる。モスの盛岡店も大いに期待したい」と張り切っている。

  盛岡大通店の営業は12月3日まで。

 


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