2006年 12月2日 (土) 

       

■  館坂橋、今月23日に開通 工事は舗装残すのみに

     
  架け替え工事中の館坂橋を見学する地域住民ら  
 
架け替え工事中の館坂橋を見学する地域住民ら
 
  架け替え工事が行われている国道46号の館坂橋で1日、地域住民らによる工事現場の見学会(岩手河川国道事務所、盛岡西国道維持出張所主催)が開催された。地域の回覧やラジオ、新聞などで開催を知り集まった住民約30人が工事関係者から作業の状況や橋の構造の説明を受けながら橋を渡った。北上川に架かる館坂橋は建設後50年が経過し、橋りょうの老朽化や耐震補強の必要性から、04年8月に下流側2車線で架け替え工事が始まった。約2年半におよんだ工事は今月23日に終了し開通を迎える。

 現在、工事は9割方終了した段階。橋の上には一面にコンクリートの板が乗り、今後はこの上にアスファルト舗装が敷かれ、いよいよ完成となる。住民は周囲が囲まれ、工事現場の様子を見ることができなかったこともあり、興味深そうに橋のつくりを見ては開通する日を楽しみにしていた。

  今回の工事は橋りょうの老朽化対策と耐震補強が目的だが、新しい館坂橋は橋自体の安全性が増すとともに、歩行者・自転車道が従来の2メートルから4メートルに拡張。北上川に飛来する白鳥が引っ掛かる事故が起きていた電線類も橋脚に収め、景観にも配慮したつくりとなっている。6本で支えていた橋脚も新しい橋では中央部にある1本の太い橋脚のみになり、川の水がせき止められることなくスムーズに流れ、橋への負担が減る。

  盛岡市前九年の斉藤みさ子さん、花立悦子さんは「歩道が4メートルとかなり広くなる」とすれ違いにも苦労していた歩道の幅が広くなることを喜ぶ。同じく前九年の及川正雄さん(75)は「工期内にできたことはいい。歩行者も安全になった」と話す。一方で、4車線道路への拡張で渋滞の緩和に期待していた部分もあり、「工事が終わると交通量は増えるだろうし、今まで通りの信号機とのバランスはうまくいくのだろうか」と心配していた。

  岩手河川国道事務所道路管理第二課の佐藤玲子維持修繕係長は今回の工事はあくまでも耐震補強と老朽化のための架け替えとした上で「盛岡西バイパスなどさまざまな交通と合わせて全体的に交通渋滞の緩和につなげていきたい」と話す。

  新しい館坂橋の開通式は23日午前10時から行われ、上流側1車線、下流側2車線の従来通りの3車線が通行可能になる。

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