■ 大通商店街にMOSSビルがオープン 活性化に大きな期待
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オープンでにぎわう「MOSS」 |
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盛岡市大通の新たな核店舗と期待される6階建て商業ビル「MOSS(盛岡大通ショッピングセンター&スクリーン)」が9日午前10時にオープンした。午前中から各フロアとも終日、若者から家族連れ、年配者ら多くの来店客でごったがえし、新ビルの集客力を発揮した。「旧ダイエー盛岡店のときより明るい」「おしゃれなビル」などの感想が聞かれ、幸先の良いスタートとなった。
6店がテナントとして入居した。1階は都市型スーパーのベルプラスワン。スポーツ専門ゾーンの2階には、山とスキーのICI石井スポーツ盛岡店、サッカー・バスケットボール・ラグビーのニューフレンド盛岡店、スノーボードのトリックス大通店の3店が並んだ。3階と4階の一部はジュンク堂書店盛岡店。5、6階はシネマコンプレックス・盛岡フォーラム。
■ベルプラスワン
ベルプラスワンでは約9千アイテムの食品類を並べた。従来の日配食品に加え健康、安心、高級感などを重視した同店オリジナル商材などを打ち出した。生産者を表示した「岩泉龍泉洞牛乳」、県産大豆100%使用の豆腐「雫石とうふ工房」やカナン牧場で製造した雑穀パンなど地産地消にこだわった食品を販売。
ヘルシー飲料類のコーナを設置し健康志向時代に対応した。本場ヨーロッパの菓子とケーキ、焼きたてパンを提供するインストアショップ・ドーネル盛岡店を導入した。
同市仙北の20代のOL加藤孝子さんは「ダイエー盛岡店時代も買いに来ていたけど今回はおしゃれ度が高い。おいしい食品も多そう。明るさもあり買い物気分が出る」とかごを抱え早速買い物をしていた。ベルプラスワンの本舘英樹店長は「地域のために頑張りたい」と大張り切り。
同店経営のベルセンターの遠藤須美夫社長は「都市型のスーパーとして開店した。プラスワンと店名を付けたが名前が示すように従来の食事にプラスワンして買い物を楽しんでもらいたい」と来店客の消費行動を眺めていた。
■2階フロア
2階フロアではスポーツ好きの客が、オープン記念割引の商品などを買い求めていた。水沢市の元会社員高橋章さんは「スキーウエアと帽子を買うつもり。専門用品は盛岡で買う。品数も豊富になったようだが」と試着していた。
ICI石井スポーツ盛岡店の荒川勉店長は「ワンフロアでスキー、山用品を中心に扱えるようになった。一流ブランドのウエア類の商品も並べ、ファッション性の衣類も販売する。同じビル内の他店と協力し合いビル全体の集客力をアップさせたい」と気合いを入れていた。
■ジュンク堂書店
ジュンク堂盛岡店も来店者でいっぱい。2bの棚に専門書から雑誌、児童書、コミックまで約70万冊の書籍類が並んでいる。店内中央にはいすが設置され、親子で本を読む姿も多く見られた。
宮古市の30代の主婦長掘千恵子さんは、宮古小1年の陽里(ひかり)ちゃんと絵本を購入した。長掘さんは「盛岡には私用で週1回は来る。わたしも子供も本が好きなので本屋は欠かさない。児童書も充実しており図書館のよう。盛岡に来るのが楽しみ」と話していた。
同社の工藤恭孝社長は「仙台市内には2店あるが北東北での初出店。盛岡を拠点に広域圏からの集客を図りたい」と書店内を歩き回ったり業者との対応に追われていた。
■期待する声
オープニングでは谷藤裕明市長が来賓あいさつ。「大通の核店舗のダイエーが閉店し生鮮関係の店がなくなり、中心市街地のにぎわい創出が課題だった。MOSSビルには魅力ある店舗が入り望んでいた形が図られた。さらに大通がにぎやかになることを」と期待を寄せた。
吉田莞爾盛岡大通商店街協同組合理事長は「ダイエー盛岡店閉店で生鮮食品や下着類を買う場所がなくなり地域住民や商店関係者は大変に困った。生鮮食品が買えることは大変に結構。商店街の活性化のために当組合に加盟して共に協力し合いたい」と話していた。
同ビル事業主体の横澤寿郎中央住宅産業代表は「たくさんの人が集まり大変にうれしい。メードインモリオカを旗印にテナント獲得に走り回った。ベルで盛岡の食文化を味わう。スポーツでぜい肉を落とす。70万冊の書店で知識を学ぶ。そして映画を鑑賞してストレスを解消する。このコンセプトの基でぜひ都心回帰を促したい」と来店客にパンフレットを配っていた。
同主体の山田一夫岩手自販社長は「ダイエー盛岡店閉店後にどうするか考え検討を重ね建て替えを決めた。市民のため中心市街地の活性化のためにやる義務があると痛感した。年内に新ビルを完成させようと突貫工事を行い開店にこぎつけた。個性あるテナントに入ってもらい、きょう開店できたことを各方面に大変感謝したい」と話していた。
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