盛岡商工会議所(斎藤育夫会頭)の07年新年交賀会が5日、盛岡市盛岡駅前北通のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングで開かれ、増田寛也県知事、谷藤裕明盛岡市長をはじめ、同会議所の会員ら440人が出席、新年の決意を新たにした。冒頭のあいさつで斎藤会頭は「日本経済は戦後最大のいざなぎ景気を更新し続けているが、多くの国民、県民には実感がない。成長率の差。いざなぎ景気は実質経済成長率が11%で今の中国に匹敵する。今は名目で1%の成長。岩手は1%以下か横ばいで良くも悪くもないため、実感がない。今年も緩やかな景気」と昨今の景気状況を分析した。
そのうえで今年の同会議所の課題などに言及。「中小企業の振興を重視したい。特に小規模事業者の援助や事業再生の相談に積極的に応じたい。中小企業の活性化が地域、日本の活性化になる」と中小企業振興を重要課題に挙げた。
中心市街地活性化に関しては「市の新たな中心市街地活性化基本計画策定に民間として協力し官民一体で取り組み国の認定を受けるよう力を入れる。今月中にそのための盛岡市中心市街地活性化協議会を立ち上げたい」と意気込みを示した。
30周年を迎える盛岡さんさ踊りに関しては「昨年はプレ30周年として4日間開催し過去最高の人出を記録した。今年は太鼓を中心に工夫を凝らしたい。NHKの朝ドラがスタートして4カ月経過したころにさんさが行われる。盛岡、岩手の名前が浸透したころ。来年は平泉が世界遺産に本登録する予定。大いに誘客に努めたい。会員の奮起を」と今年の抱負を語った。
来賓あいさつで増田県知事は「県内の有効求人倍率は少しずつ回復し工業出荷額も少しずつだが回復しており明るい兆しが出てきた。今年はこれらを何とか太いものにしたい。業種、地域間での格差是正も課題。モノ作りは自動車産業を中心に形が見えてきたが、一次、二次産業はこれから」「郊外に大型店ができ中心市街地の様子も変わってきたが、改正まちづくり三法が施行された。にぎわいのある盛岡の街づくりをしなければならない。平泉の本登録で海外から観光客が来る。十分な受け入れが必要。今年は飛躍につながる年に」と期待を込め、祝辞を述べた。
引き続き谷藤市長が登壇。「同会議所は玉山商工会と合併に向け良い方向を見いだしている。今年は朝ドラが半年間放送され、盛岡を全国に発信するインパクトがある年になる。ぜひこの機会を生かしたい。昨年は盛岡ブランド宣言を行い、地域の物の魅力の掘り起こしを行った。今年も努力し流通ルートに乗せ地域の発展に寄与したい。四十四田企業団地など工業にも力を入れる。有力な土地と豊富な水のある玉山区も含め元気な盛岡にしたい」とあいさつした。
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