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佐賀勝美さん「内なるイメージ」 |
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盛岡市の佐賀勝美さん(57)の個展「SAGAS」が9日まで、同市内丸の県民会館で開かれている。画業30年の間に制作した平面と立体作品197点を展示している。
一貫して有機的なものが作品のテーマだが、主人公は人間ではなく大自然。自身が生まれ育った福岡町(現二戸市)の豊かな自然がイメージの源流だ。
1980年代に取り組みを始めたのは油彩の「時流構造」シリーズ。細胞を思わせる単純な形や、それを組み合わせた骨組みをモチーフに、構成表現に挑戦。90年代からは、さらに有機的な領域へと特化した「超生時空」シリーズへと移行した。
並行して、ボールペンや油性ペンを使った細密デッサン「内なるイメージ」シリーズを手掛ける。自身が見た夢や想像から着想。岩場を背景に、たくさんの人物を配置している。
今展は自身にとっても、これまでの作品を振り返る機会になった。「初期のころは、表現は下手でも発想はいい。この時期の試行錯誤がなければ今はない」と再認識。だが、その後の制作は「進化しているというか、後退しているというか」と厳しい。
「どこへ行くのか、どうなっているのか。混沌の中での格闘の跡。迷いながら、いろいろな方向に向かっていったのがわかる」と言う。
今展を節目として、今後は「宇宙や内なる宇宙も、自然や超自然も統合しよう」と思う。「超生時空」の有機的な画面に「内なるイメージ」の人物を合わせ、新たな方向を志向。「本物を描いて残したい。本当の絵とは何かを追究していきたい」と、今再びスタート地点に立つ。
午前9時から午後4時まで。
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