2007年 1月 12日 (金) 

       

■  〈水彩画の中の盛岡〉6 真壁次郎さんの作品から

 ■旧石井県令邸(盛岡市清水町)の秋

     
   
     
  ここからの構図が一番好きです。入り口のアーチ型の屋根や煙突は日本の建築にはないものですから、それを入れたい。窓も、岩手銀行と同じように吟味していて、屋根の際などにも細かい細工がしてあるんですね。

  とにかく昔の建築は、職人が吟味を重ねて丁寧につくっています。つくればいいという感じじゃない、職人のプライドなんでしょうね。その職人技にはどうしても引かれますね。

  報恩寺の山門なんかも、描くのにうんと苦労します。でも苦労して当たり前ですね。この職人にはかなわないんだと、圧倒されるんです。

  市内で一番最初にできた洋館ということですね。ずいぶん長い歴史を生きてきたんだな。大事に取っておきたいという思いもあります。

  秋はツタの葉っぱがなくなってしまったが、今度は夏に描いてみなければと思いました。

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