| |
|
|
| |
 |
|
| |
アーケード内を埋め尽くした市民らの祝福を受けながら、優勝旗を抱えてパレードする盛岡商イレブン |
|
第85回全国高校サッカー選手権大会で全国4080校の頂点に立った盛岡商業高校サッカー部は13日、盛岡市の中心部をパレードし市民に優勝を報告した。朝から降り続いた雪もパレード前にはやみ、全国大会で活躍した選手の勇姿を一目見ようと1万人を優に超える市民が肴町から大通、盛岡駅一帯にかけて集まった。数千個のクラッカーが鳴らされ、紙テープが投げ入れられ、祝福の声援が飛んだ。
パレードは盛岡市の肴町商店街の南口に設置したくす玉を割ってスタート。斎藤重信監督と藤村健友キャプテンが人力車に乗り込み歩くイレブンを先導。
アーケード内は集まった市民で全く身動きできないほどの状態。市民は「全国優勝おめでとう」と書かれた小旗を一生懸命に振って選手を出迎えた。選手は先頭に優勝旗を掲げて行進し、市民に手を振り笑顔で声援に応えた。
斎藤監督と藤村キャプテン、DF中村翔選手がアーケード北口の中三盛岡店前で優勝旗とともにオープンカーに乗り換え、ほかの選手はマイクロバス2台の窓から手を振り同駅を目指した。
大通商店街でも多くの市民が小旗を振り、選手の名前を叫び、歓声を上げた。
同駅の滝の広場に到着するとさらに多くの市民がイレブンを待ち構えていた。「祝盛岡商業サッカー部」と書かれた横断幕。選手らが姿を見せると歓声がどっと沸き上がった。
藤村キャプテンは「皆さんの応援で全国大会で優勝することができた。今まで声援ありがとうございました」とあいさつ。
斎藤監督は「国立競技場に勝る多くの市民が歓迎してくれて感激した。これほどのことをしたのかと実感して涙が出そうになった。今にもまして精進し、チャレンジャーとして再度、チャンピオンフラッグを目指して頑張りたいと思う。今後とも盛商サッカーを叱咤(しった)激励をお願いします」と感謝の言葉を述べた。
細川仁校長は「盛岡商業のサッカーをこんな多くの人が応援してくれているということを胸に刻んで、感謝の気持ちを忘れないでほしい。人生のつらい場面できょうを思い出してください。必ずや新しい勇気が出てくるだろう」とイレブンを激励した。
谷藤裕明市長は「全国制覇おめでとうございます。最後まであきらめずに走る姿に感動と勇気をもらった。今後、2年と1年生は追われる立場になると思うが来年もこのような素晴らしいパレードができるように練習を積み重ねて頑張ってください」と祝辞を述べた。
セレモニーに参加した藤村キャプテンの父親藤村一彦さん(48)は「選手の皆さん、ご苦労さま。素晴らしい先生に巡り会えていい指導をしてもらえて本当に恵まれたと思う。ようやくつかんだ夢は日ごろの厳しい練習の成果。感動をくれたみんなに感謝したい」と感激の言葉を寄せた。
選手たちは広場に集まった市民に声援を握手を求められ、細い通路をもみくちゃにされながらバスに乗った。次の目標を目指し、イレブンの練習は同日から始まった。
|