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来春の開学に向け急ピッチで工事が進む |
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矢巾町西徳田、東徳田への移転整備を進めている岩手医大(大堀勉理事長)は、この春、薬学部が開学し、医・歯・薬学部がそろった総合的な教育医療機関に発展する。同大は1928年の開学以来、本県唯一の医師養成機関、地域医療の中核として大きな役割を担ってきた。今後、老朽化が進む付属病院の移転も進められる予定。本県の医療を支える拠点施設として一層の充実が期待される。(10面に大堀勉理事長のインタビュー)
総合移転整備計画の第1次事業は3月までに完了する見通し。約18ヘクタールの敷地に4階建ての講義実習棟(延べ床面積約9200平方メートル)、研究棟(同約1万2400平方メートル)、連絡路となる4層吹き抜けのキャンパスモール(同6800平方メートル)、2階建ての図書館・食堂棟(同約3200平方メートル)、3階建て体育館(同約3800平方メートル)、238人収容の学生寮(同約8300平方メートル)のほか薬草園やグラウンドなどの整備が進む。第1次事業の総事業費は約160億円を見込む。
新キャンパスには薬学部のほか医学部、歯学部の教養教育部門も移転。初年度は薬学部と医・歯学部の一年生合わせて計320人が学ぶことになる。3学部共通の授業科目を設けるなど医療系総合大学として特色あるカリキュラムを組みたいという。
■薬学部
薬学部は6年制で入学定員は160人。薬学部長には大阪大学名誉教授の二井將光氏が就任する。教授17人、准教授14人、講師2人の33人の専任教員をそろえ、物理・化学・衛生・生物・薬理・医療薬学など16の講座の開設が決まった。昨年の12月には募集定員60人の推薦入試を終え2月6日には募集定員100人の一般入試を実施して第1期生を迎える。
学校教育法の改正で、薬学部は06年から従来の4年生学部に加え、臨床実習などで実践的な能力を培うことなどを目的とした6年生学部の設置が認められた。薬剤師国家試験の受験資格は、原則として6年生の学部卒業者に限られる。
6年制の薬学部学生には5年次に病院や薬局でそれぞれ2・5カ月ずつ合わせて5カ月間の実務実習が義務づけられた。岩手医大は医・歯学部や付属病院があり、現場での実習という点でも総合的な医療薬学教育を実践できるとしている。
■第2次は13年度以降
2013年度以降に予定されている第二次事業、第三次事業で医・歯学部校舎の移転、大学に併設する病院の建設が計画されているほか、県高度救命救急センターの移転も検討されている。現在の市中心部には医科・歯科の外来を中心とした診療機能を残す予定。
大堀理事長は「私財を投げ打って医学校を設立した創設者の三田俊次郎先生の志を引き継いでここまできた。良い人材を育てるためには良い環境も必要。恵まれた広いキャンパスで世界にはばたける人材を養成したい。医学系の3学部が連携することでさらに良いものが生まれるはず」と意気みを語る。
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