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正式な合併協議に動き出した盛岡市農協 |
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岩手中央農協(長澤壽一代表理事組合長)と盛岡市農協(舘澤公紀代表理事組合長)の合併協議は、近く事務段階から本格協議に移行する見通しとなった。市農協の財務悪化が表面化したことで、合併申し入れから約1年間にわたり前段階の協議が続けられてきたが、ようやく正式な話し合いのテーブルに着く。両組合長らは「これから正式な協議の段階に入る。合併の見通しを口にできる段階ではまだない」と述べており、協議の行方については慎重な姿勢をみせている。
前段階の協議がほぼ1年間に及んだのは、市農協が抱える多額の不良債権、特にも滝沢村内の室小路土地区画整理事業に関連した債権だった。しかし、課題が明るみに出た後に県下6農協構想が示され、最大限の自助努力でカバーできない部分はJAグループで支援する方針が決まり、不良債権は切り離して協議に入る方向で一致した。
不良債権を切り離すことについて中央農協の長澤組合長は「多額であり組合員、職員に大変な迷惑がかかる。それだけ(不良債権の持ち込み)は絶対に避けなければならない」と述べ、市農協の舘澤組合長も「わたしたちも相手(中央農協)に迷惑はかけられない。その部分(不良債権)は切り離しを検討している最中」と話している。
昨年12月に入ってから、中央農協が正式に合併協議に入る方向を決め、25、27日に盛岡市都南地区、矢巾町、紫波町の順に総代450人に対して説明をした。
同農協では5日に合併検討委員会を開く予定。9日には役員協議会、理事会、10日ころから3日間かけて役員が5班に分かれて組合員を対象とした座談会を各地で開催する計画になっている。
今月中に予定されている市農協の決算内容を精査し、財産変動、市農協の3カ年計画の内容を把握し、総代会前に改めて組合員に説明する方針。
長澤組合長は「今後盛岡市農協と正式に合併協議に入り、基本的な事項を話し合い、盛岡市農協の組合員と力を合わせて農業振興を図りたい」と話している。
市農協では昨年末に5日間かけて農家組合長など各地区の組織代表に協議経過を説明した。舘澤組合長は「皆さんに迷惑をかけながら何とか合併したい一心でやってきた。協同組織として組合員の営農と暮らしを守っていく形にしていきたい気持ち。総代会で承認された整備計画、業務改善計画は計画通りできる見通しを立てている。最大限の努力はまだまだしていく」と語った。
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