2007年 2月 4日 (日) 

       

■  あさ開が栃木県経営品質賞を受賞 顧客志向の取り組み評価

     
  あさ開経営企画チームの細川秀樹マネージャーと古玉隆子社長付  
  あさ開経営企画チームの細川秀樹マネージャーと古玉隆子社長付  

 盛岡市大慈寺町のあさ開(村井良隆社長)は昨年末、栃木県経営品質賞最優秀賞(同品質委員会主催)を受賞。全社的な顧客志向の取り組みなどが評価された。2月2日に宇都宮市内で開催の式典に村井社長はじめ会社関係者が出席し、最優秀賞の表彰を受けた。

 同賞は日本経営品質賞(本部東京都、山本卓眞委員長)の栃木県版。同県以外でも経営品質に取り組む地域の企業からの公募を受け付け審査、表彰している。同社では昨年10月に申請し年末に委員会の審査を受けた。

  審査分野はリーダーシップ、社会的責任、顧客・市場の理解と対応、戦略の策定と展開、個人と組織の能力向上、顧客価値創造のプロセス、情報マネジメント、活動結果の8つのカテゴリー。

  その結果、中小企業部門で最優秀賞企業に選ばれた。卓抜した顧客志向の精神に基づいて、高い顧客価値創造の実現を目指した経営の仕組みづくりが展開されていると認められる組織とされた。

  評価レポートには、「企業トップのリーダーシップの下、業界に先駆けた戦略投資、手作りと最新技術の統合による高い価値創造プロセスの構築と展開により、日本レベルの高い評価の商品提供につなげるとともに、流通再編への対応と組織体の強化などにより、縮小市場での持続的経営に向けての新たな価値創造が始められている」と記載された。

  同社では2000年、チャレンジ。少子高齢化、健康志向、社員のやる気の促進などのために岩手経営品質賞へのチャレンジを決め、お客様の視点で考えるための社内体制作り態勢など新しい経営に着手。縦割りの部課制を廃止し、酒造、商品開発、情報管理、本社管理、得意先管理、CS向上など12部門のチーム制を採用。各チームマネージャーをチーム内で選び、組織をフラット化した。その結果、中小企業部門最優秀賞を受賞した。

  今回の栃木県経営品質賞へのチャレンジに関し、同社経営企画チームの細川秀樹マネージャーは「品質の維持と日本経営品質賞へチャレンジの準備段階として申し込んだ。リーダーシップや顧客志向などが評価され、うれしい」と言う。

  02年からも同社では品質管理や顧客満足度向上、市場ニーズへの対応を強化してきた。新酒鑑評会での12回連続受賞記録、顧客対応のあさ開ずっと倶楽部の拡充、自然食レストランめぐみいわて(フェザン南館)の開業などに取り組んできた。

  全国の日本酒メーカー約2千社の中で、同社は、過去3年間で56位から51位にランクアップした。同社の古玉隆子社長付は「この間の取り組みが成果としてでてきた。ただ、課題もある。当社には、工場やレストラン、事務所、東京支店などがある。情報の共有化なども含め情報マネジメントが課題。社員満足度の向上も含め、さらに経営の品質を高めるために展開したい。次は、日本経営品質賞へのチャレンジ」と気合いを入れていた。


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