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08年の平泉の世界遺産登録を目指し、県世界遺産保存活用推進協議会(会長・照井崇県教育長)が7日、発足した。世界遺産登録にかかわる県教委と県の担当部局、一関市、奥州市、平泉町、岩手河川国道事務所、県商工会議所連合会、県観光協会で構成。世界遺産登録後の資産の保存管理や観光資源としての活用方法などについて検討する。
盛岡市の県民会館で開かれた会議には委員13人が出席。照井教育長は「世界遺産登録に向け正念場の年。関係団体の連携を深め、取り組みを強化していきたい」とあいさつし、協力を求めた。
協議会は平泉の世界遺産の保存、活用に関する総合調整機関とし、下部組織として県教委を事務局とする「保存検討部会」、県南振興局を事務局とする「活用検討部会」を設置する。平泉遺跡群調査整備委員会などの助言機関、骨寺村荘園遺跡保存活用本部など一関市、奥州市、平泉町の協力機関と連携を図りながら、資産の保存管理や資産を活用した観光振興などを推進する。
世界遺産条約を履行するためのガイドラインでも資産の適切な管理計画の策定と管理体制の設置をうたっており、県における保存活用推進母体として協議会を位置付けた。
この日の会議では、世界遺産登録に向けた今年度の進ちょく状況と今後の取り組みについて各団体が報告。昨年7月の第30回世界遺産会議では新規登録18件が認められる一方で、登録見送りが18件あったことも報告された。県教委生涯学習文化課の齊藤憲一郎総括課長は「日本がこれまでに推薦した13件の世界遺産はすべて登録が認められたが、文化庁の担当者は確実に登録されるという見通しを持って推薦したものは一つもないと説明している。景観上の鉄塔問題などマイナス要因を除去し、何とか登録に向けて頑張りたい」と説明、関係機関が連携した地道な取り組みの必要性を強調した。
今年は10月ごろに、世界遺産登録への最終ハードルとなるユネスコの諮問機関・国際記念物遺跡会議(ICOMOS、イコモス)の現地調査が予定されている。県は引き続き、国史跡の柳之御所遺跡の整備調査を進めるほか、仙台や八戸などでも文化遺産巡回展やシンポジウム、キャンペーンなどを繰り広げ、県内外の機運を盛り上げる。一関市、奥州市、平泉町でも発掘調査と並行して講演会や職員研修など普及啓発事業に力を入れる。
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