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ずぶろく、とは、関西におけるどぶろくの異称であり、ぐでんぐでんの酔っぱらいを指す言葉でもあります。この絵本の「著者」天王屋図夫六なる人物の経歴については本をご覧いただくとして、その広範な冒険の成果であるところの奇妙奇天烈(きてれつ)、珍妙なる生物たちの発見については、これは一刻も早く学会に報告し、世上広く知らしめること、これ急務である、と考える次第であるんであります。地面に巨大なアシアトを遺(のこ)す謎の生物の正体は? 著者の足下を秒速20メートルで走り回るカタツムリとは? 地球上すべての言語に通じる半魚人との遭遇! などなど、本作では17例が「報告」されているのであります。
古今、「未知」なるものとの遭遇・発見は、ひとかどの冒険者ならずとも、ココロトキメカサレルもの。好奇心あるところ、大小はあれど冒険があり、時間やら予算に制約のあるわたくしたち小市民には、本をひもといて机上の冒険者たる権利も保障されているのです。
ケワシキヲオカスばかりではなく、空想の世界に身をゆだねる心のゆとり、遊び心。「○ケモン」顔負けの珍獣図鑑、好評を博して続編も刊行中、です。
【今週の絵本】『ずぶろく園』天王屋図夫六/著、みやざきひろかず/絵、BL出版/刊、1575円(税込み)4歳〜(2003年)
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