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盛岡グランドホテルの料理人が作った5品 |
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八幡平市や葛巻町で採れるヤマブドウの産業拠点化を図ろうと取り組んでいる八幡平市産業振興協議会(横沢盛悦会長)は7日、第2回商品開発セミナーを盛岡市愛宕下の盛岡グランドホテルで開いた。一般市民を含む約100人が参加し、ヤマブドウの持つ健康の観点からの機能性を学ぶとともに、料理の試食を通じて食材としての可能性に触れた。
本県は国内で産出されるヤマブドウの約7割を占め、県内の半分以上が両市町産となっている。これまでジュースなど商品開発されているが、さらに製品加工の領域を広げ、単なる素材供給地ではなく産業化を図ろうと両市や盛岡地方振興局、地域の企業などが取り組みを進めている。今回のセミナーもその一環で、食分野が取り上げられた。
セミナーでは冒頭、横沢会長が「ヤマブドウはワインやジュースはあるが発想の転換が必要。普段の生活にどのように組み入れられるかが重要。岩手を売り込むことを考えながら進めるのが使命」などとあいさつした。
講演では岩手大学農学部の長沢孝志教授が「ヤマブドウの健康機能性」、同協議会の委託で研究に当たった県工業技術センターの米倉裕一主任専門研究員が「ヤマブドウ新規食材開発について」語り、現代の名工で、いしどりや懐石「新亀家」の加藤綱男代表取締役がヤマブドウ新規食材による料理メニューについて紹介した。
米倉氏は新規食材として干しブドウとジャムやペースト状の濃縮果汁の研究を進めた。加藤氏は濃縮果汁について、紫色を生かすことも重要と指摘。アイスクリームのソース、ゼリー寄せや煮物のあんへの利用など簡単な活用方法を紹介。牛乳を煮詰めた蘇(そ)にならい、「山の蘇」として売り込むアイデアを提案した。
試食会には同ホテルの料理人がタイと新ワカメの造り、春の山菜のみそ添え、ボルシチ、豚のロースと、クリームブリュレの和洋5品を提供。いずれも濃縮果汁を使ったもので、紫の色を損なわない工夫
が施されたものが多かった。ボルシチはビーツの代わりに使用してスープを紫色にした。
盛岡消費者友の会の会員が感心していたのは和食。造りは濃縮果汁を薄口しょうゆに入れ、ゆずコショウを加えてわさびしょうゆに似た風味を出し、山菜も色の薄い白みそを使い紫色を出した。みそやしょうゆにブレンドした味は違和感なく、ほどよい酸味が好評。絶妙の味わいに、自宅で調合するのではなく、プロが調合したヤマブドウみそとして売り出してほしいと要望が上がった。
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