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永野勝美岩手銀行頭取 |
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岩手銀行新春講演会(いわぎん盛岡地区岩友会主催)が7日、盛岡市盛岡駅前北通のホテルメトロポリタン盛岡ニューウイングで開かれ、同会会員ら400人が出席。永野勝美同行頭取が「国内および県内経済の現状と将来展望」をテーマに講演した。
永野頭取は戦後最長の現行の景気に関しては、円安を背景とした好調な輸出と大企業の設備投資の収益改善の増勢の維持などを挙げ「消費主体の景気回復には至らず、回復実感は薄いが今年いっぱいはまずまずで推移しよう。いざなぎ景気を超える景気だが、いまだ名前はない」と述べた。
県内経済全般に関しては「製造業は改善傾向。非製造業はまだ回復の芽は表れていないが全体的には光は差し込んでいる。午前4時から4時半あたりまで来ている。静かに進んでいる」と示した。
特に製造業では、関東自動車工業が小型モデル車の生産拠点として30万台体制を確立した点や、東芝などの大手メーカーの相次ぐ工場建設計画などを指摘し「価格支配権を持つメーカーの建設もあり経済波及効果が期待される」と県内経済を下支えする動きを紹介した。
個人消費に関しては仙台市への集中化傾向が進むと見ている。「ルイ・ヴィトンやセリーヌなど12の海外高級ブランドが仙台市内に出店した。岩手や青森には1店もない。商業都市としての仙台市の魅力が相対的に向上した。商業施設の新規オープンや改装などで東北の他地域との集客力の差が拡大している。28日には近隣の名取市に東北最大級のショッピングセンターが開店する。岩手県南地区は仙台圏にさらに食われるのでは」と仙台圏への消費の集中に高い関心を示した。
盛岡市が策定する新中心市街地活性化基本計画にも言及した。同計画に助言する盛岡市中心市街地活性化協議会のメンバーの一人。「6月までに策定する予定。設立総会のときわたしは市の関係者を前に民間のエネルギーを引き出すことを忘れないように話した。市が策定した計画にはんこをつくだけでは良くない。商売にきちっと反映されるよう考えなければならない」と私見を述べた。
東北では仙台と盛岡に人も消費も集中する2極化が進むと指摘し「盛岡の街は住民が歩いて暮らせるいわゆるコンパクトシティーに適している。まちづくり3法を活用した中心市街地への商業施設誘致も一つの策。盛岡駅前には神子田の朝市のような場所をつくることも。人口減少社会の中で全国規模での地域間競争を勝ち抜く技術が必要」と話した。
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