2007年 2月 12日 (月) 

       

■  〈グラフ〉矢巾町実相寺でスミ付け祭り

     
  「スミ付け祭り」で実相寺の裏山、観音堂に集まった住民たち  
 
「スミ付け祭り」で実相寺の裏山、観音堂に集まった住民たち
 

 互いの顔に炭を付け合う奇祭「スミ付け祭り」(同実行委員会主催)が3日夜、矢巾町大字煙山の実相寺(晴山弘己住職)の観音堂で繰り広げられた。今年も裏山に時ならぬ悲鳴と歓声が響き渡った。

  山積みした杉枝の燃え炭を手にたっぷりと付けた住民たちは、老若男女構わず追いかけ回し、顔に炭を付け合っては家内安全、無病息災を願った。

  スミ付けまつりは、城内地区に400年前から伝わる千手観音の年越し行事。地域住民ら200人以上が参加した。午後5時半から観音堂で実相寺の晴山弘己住職による読経。勢いよく燃え上がる山積みの杉枝に一対の観音が、住民の手によって炎の中へ投げ込まれた。

     
  カメラマンたちも顔に炭を付けられながらシャッターチャンスを狙う  
 
カメラマンたちも顔に炭を付けられながらシャッターチャンスを狙う
 

  もちまきとお神酒や甘酒が参加者たちに振る舞われた。山積みの杉枝が燃えて下火になると、周囲がざわめき始める。いよいよ本番。燃え残った杉枝を雪にこすり付けてから炭を手のひらにグリグリと。

  この日ばかりは晴山住職も炭の洗礼。テレビや新聞の取材記者やカメラマンたちもターゲットにされ、お互いに顔を見合わせながら苦笑していた。

  初めて参加したロシア・ウラジオストクからの留学生ボンダレワ・エカテリーナさんは、盛岡情報ビジネス専門学校の日本語学科2年生。この日は盛岡医療福祉専門学校の畑中さなえ先生と息子の幸大君(小5)、菊池反衣さん(小6)と一緒にスミ付け体験した。

  日本文化を学んでいる最中のエカテリーナさんは「歓迎攻め」に「たすけてー」と悲鳴。顔中に炭を塗られて「楽しかった」と笑顔だった。3月には帰国するという。


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