2007年 2月 12日 (月) 

       

■  〈校長室の窓から〉135 野口晃男 掃除の時間の楽しみ

 掃除の時間に、できるだけ学校の中を歩くようにしています。

  子供たちにとって、何か不自由なことはないか、困ったことはないかを、自分の目で、直接確かめるためですが、実は、別にもっと大きな理由があります。

  それは子供たちが一生懸命に掃除をしている姿を見るのが、とてもうれしくて、楽しくて、心地よいからなのです。

  楽しみにして訪問する場所の一つに、東校舎1階のトイレがあります。

  2週間ほど前のことでした。掃除の前には、汚れていた便器が、掃除が終わったころに行ってみると、こびりついていたはずの汚れが、すっかりとれてぴかぴかになっていました。

  そういえば、ここは6年3組の男子が清掃担当です。いつも感心するのですが、当番の3人は、いつでも手分けして仕事をしていますし、雑巾(ぞうきん)がけにはいつも力が入っています。

  そして、そのうえ掃除の仕方がとても丁寧です。

  そんな姿が見られるのですから、訪問したくなる気持ちも分かってもらえると思います。

  もうすぐ卒業する皆さんですが、低学年が間違って汚したトイレも嫌な顔もせず、てきばきと掃除する姿を見て、とてもさわやかな気持ちになります。

  きっと、この子たちはどの子も「責任感が強く、自分の考えをしっかりと持った人間に成長して行くだろう」と思うと、うれしい気持ちでいっぱいになってしまいます。

  家の中でも、職場でも「一番汚れやすいところを一番心を込めてきれいにできる人」は家庭を持っても職についても、きっと「さわやかですてきな毎日を送れる人」だと思います。

(盛岡市教育相談員)


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