2007年 2月 14日 (水) 

       

■  〈岩手競馬〉予算案の審議持ち越し 県競馬組合議会

 県競馬組合(管理者・増田知事)の定例議会は13日、盛岡競馬場で開かれた。構成団体融資スキームなどの説明のあと、融資に伴う06年度一般会計補正予算案と、07年度一般会計当初予算案の提案説明に移ったが、説明の途中で議員から「慎重を期すべき」との声が挙がり、同日の審議が持ち越された。協議の結果、会期を延長し融資理由などを説明する県民フォーラムがすべての会場で終了する21日に本会議を再開し審議の上、採決する。組合が提案した07年度当初予算案は総額632億6304万円(前年同期比242億2千万円増)だが、構成団体融資330億円などを除いた事業収入予算は275億1966万9千円。06年度2月現計比較で52億円少ない。

 同日は一般会計の06年度補正、07年度当初の各予算、組合組織改編と組合職員の退職手当ての各条例一部改正の4件が審議される予定だった。

  第1号の06年度補正予算の提案理由説明後、議員の佐々木博県議(民主・県民会議)が提出議案の取り扱いについて発言。「県民世論を2分する大きな問題。構成団体で議決を経たのちに組合で採決してはどうか。構成団体で可決される前提で進めることに疑問がある。慎重に対処するべき」と主張した。

  増田管理者は「できれば議案をできるだけ早く可決してほしい。来年度予算でいろいろな準備に早速取りかかりたい項目もある」と理解を求めた。

  構成団体の議決後の採決については議会運営上、県議会は3月2日か15日がタイミングとしてあるものの、年度内に組合議会の日程を確保するのが困難と説明。同時に37億円融資の当時は構成団体議会の議決先行に反発を招いた経緯もあり、組合議会が先行して議決するのが望ましいとの見解を示した。

  このため議員と増田管理者、谷藤裕明盛岡市長、相原正明奥州市長の両副管理者も交えた協議が行われた。

  議長の渡辺幸貫県議(民主・県民会議)は「県議会でも県民理解を得るようフォーラム開催を申し入れた。県民全体の理解を得るのが大事。盛岡、奥州両市が終了しただけ。他地区の開催が終わった上で組合議会としての結論を出すべきだろう」と述べ、会期を延長して21日に審議、採決するよう申し入れた。

  組合の説明によると、今年度の赤字額は21億6700万円になる見込み。06年度補正予算案は歳入歳出にそれぞれ約437億円を追加して総額をそれぞれ965億4283万円とする内容。実質審議は21日に行われる。

  07年度の事業計画では、盛岡市の中心市街地に組合直営の仮称市街中場外勝ち馬投票券発売所を4月に設置する。設置形態は小規模街中場外の非滞留型施設。規模は面積200〜300平方メートル、利用人員は200人程度、窓口数は発売が自動5〜7台、払戻が自動2台と有人1人。新たな組合改革計画では発売見込み2億8500万円だったが、開催日数減により2億7100万円とした。

  組合は06年度一般会計補正予算に街中場外設置事業4200万円の07年度への繰り越しも提案している。

  事業計画案ではこのほか、岩手競馬開催日以外の平日に、これまで以上に他競馬場主催者競走の発売を拡充。昼間競馬とナイター競馬のリレー発売にも取り組む。特にも南関東競馬との結びつきを強める方針。07年度予算では111億8900万円を見込んでいる。


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