矢巾町のみちのくコカ・コーラボトリング(谷村邦久社長)は1日から製造部門を独立させ、みちのくコカ・コーラプロダクツ(谷村繁社長)を設立した。ボトリング社の従業員1050人のうち、製造に従事する155人の社員がプロダクツ社に移った。花巻、秋田、青森の3工場を基幹として生産に特化し、ボトリング社は販売に専念する。全国規模でブランドを統括するコカ・コーラナショナルビバレッジの方針に合わせた措置で、製造と販売を専門化してコカコーラ製品全体の品質、サービスの向上を図る狙いがある。
プロダクツ社は資本金1千万円。ボトリング社の100%出資の子会社として3月1日設立し、4月から事業を開始する。所在地は矢巾町広宮沢1地割。ボトリング社の谷村繁専務がプロダクツ社の代表取締役社長を兼務し、現在のボトリング社の資産と設備をプロダクツ社に貸与する形を取る。コカ・コーラ、アクエリアス、ジョージア、紅茶花伝などのブランドの飲料を年間1600万ケース製造する。
ボトリング社の谷村定見常務は「2005年からコカ・コーラナショナルビバレッジが全国の製造と物流の調達を一元化し、全国12のボトラーの製造と物流の効率化を図っている。みちのくコカ・コーラは製造部門と販売部門の二つで経営していたが、別会社にして製造を委託するもの」と説明する。
コカコーラのフランチャイズのボトラーは、北東北がエリアの同社を含めて全国12社あり、ビバレッジの方針に合わせて各社が販売と製造の会社を分けている。ビバレッジの全国的戦略と連動して組織を再構築し製造効率を向上させる狙い。
谷村常務は「各ボトラーで作っていたものを製造効率を高めてコストを下げ、マーケティング協働を生み出す。プロダクツは製造に特化、専門化してち密な生産管理のもとでさらに効率を上げたい。今は製品の品質について消費者の関心が非常に高い。品質のトラブルで会社全体の信用にかかわっている企業があるので、販売と製造で責任を明確化し生産性と品質の向上に努める」と話している。
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