■ 県議選盛岡選挙区は混戦模様 定数10に現時点で12人が起意
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県内最大の有権者を抱える県議選盛岡選挙区(定数10)は、各党の公認候補が顔をそろえ、統一地方選後の県政界の動向を占う上でも注目の選挙区だ。年明け後に保守系の2人が起意を表明、支持基盤の流動化は避けられない状況となっている。今のところ現職8人、新人2人、元職2人の計12人が立候補を予定。民主党がなお、市中心部からの候補擁立を模索しているほか、無所属の現職1人が態度を保留している。3月中旬には各陣営が総決起大会や時局講演会を予定。告示まで1カ月を切り、前哨戦はヤマ場を迎えている。
盛岡選挙区は05年に、社民党の阿部静子氏が健康上の理由で辞職。さらに、吉田洋治氏(63)が宮古市長選に出馬するため5期目の途中で辞職し、県議補選が行われた。この選挙戦では、高橋比奈子(49)、三浦陽子(55)、小西和子(53)の3氏が、他の現職県議の支援も受けて激しい集票合戦を展開。三浦、高橋両氏が当選したものの、小西氏も1500票差まで迫った。今回は3氏が初めて単独選対で参戦する上、吉田氏も県議への復帰をかけ組織の再構築を図っており票の流れは複雑だ。
さらに03年、05年の衆院選岩手1区に自民公認で出馬した及川敦氏(39)が無所属で、前回自民公認で次点だった高橋金兵衛氏(60)が民主公認で立候補を予定しているため、自民、民主両党の支持者を巻き込んだ「仁義なき戦い」は避けられない。
自民党は樋下正信氏(52)、高橋雪文氏(36)、高橋比氏の現職3人を擁立。及川氏が加わり、各陣営が身内同士の争いも意識しながら、激しい前哨戦を展開している。
民主党は知事選に立候補する県連代表の達増拓也氏と佐々木博(55)、三浦、高橋金の3氏が連動し、各地で積極攻勢をかけている。現職の平野ユキ子氏が引退表明しており、なお、市中心部からの候補擁立を模索。達増拓也県連代表は「まだ、あきらめていない。直接的、間接的に働きかけを続けている」と強気の姿勢を見せる。旧自由党推薦で前回トップ当選した現職のザ・グレート・サスケ氏(37)の動向にも注目が集まるが知事選、県議選の両方をにらんだ発言を繰り返しており、態度は定まっていない。
公明党は小野寺好氏(54)が党単独議席を守る戦い。共産党は斉藤信氏(55)が他選挙区や知事選、参院選と連動し党勢拡大を狙う。社民党は県連幹事長の伊沢昌弘氏(59)が4選を目指すほか、岩教組出身の小西氏が阿部氏の後継として雪辱を期す。
盛岡市は玉山区が加わり有権者約23万7千人。玉山区では、玉山を代表する県議誕生を望む声もあったが、今のところ、先に名乗りを挙げた各氏が個別の支持者や党組織をよりどころに浸透を図っている。
盛岡は競馬問題や中心市街地の活性化、中核市に昇格する県都の役割など県政と直結する課題が山積み。政策の上でも各候補の論戦が期待される。(8面に各候補の動向) |
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