2007年 3月 5日 (月) 

       

■  〈校長室の窓から〉141 野口晃男 学級PTAへの参加

 【悩み】

  小学校高学年のクラスで、「いじめる子と不登校の子について」の学級PTAが開かれます。発言を求められた場合の言い方で悩んでいます。

   ◇   ◇

  学級には体調を崩した後で不登校になった女の子がいる。

  学校では、いじめが原因ととらえているが、不登校の原因が必ずしもそれだけとは考えられない。

  心のことだけでなく、身体的なことも考えたい。つまり、体調を崩したときにどんな薬を飲んでいたのかも気になる。

  医学的な見地からの見当がない。自分がその件で発言すると他の保護者から浮き上がってしまうような気がする。

  担任の先生は、高圧的、独善的で「自分のことは先生と呼ばなくてもよい」などとも言っているようだが、親しみと礼儀との違いが分かっていないのではないか。

  学級はいじめの多いクラスである。

  発言を求められた場合、どのようなことを話したらよいか悩んでいる。

  娘は、いじめられても気にしないタイプであり、わたしもそんなことは気にしないでと常々話してきている。

  娘は、その子と仲良くしようと、誕生日にこっそりとプレゼントを持って遊びに行っている。そのときは、その子に喜びの反応みたいなものがあまり感じられなかったと言っていた。

  【助言】

  お母さんは、医学的な知識を持っておられるようですが、懇談会ではそのことを強調しないほうがいいでしょう。

  担任の説明の中に、もし薬のこととか、病状についての説明があった場合のみ、その子のプライバシーに触れない範囲で質問するのはいいでしょう。

  発言のポイントは次の2つです。

  1.不登校になっている子を、皆さんと同じように心配しているという「自分の心理」を話す。

  2.自分の子育てについて、事実の部分を話す。

  わが子もけっこういじめられたり、仲間外れにされたりのしてきている。そのたび、「気にしない気にしない」と言って乗り越えてきているようだ。

  子供によって、そのままでいい場合と、みんなの援助が必要な子がいるのではないか。わが子は、その子との接点を作るように努力している。その努力を認めながら、母親としても相談に乗ったりしながら見守っていきたい。

  学級担任がとる指導方法にもいろいろあります。

  A 原因を突き止め、とことん原因つぶしに時間を費やす方法

  B 悪さをする子のエネルギーをプラスのエネルギーに変換すべく、とことん、そのいじめっ子と時間をともにしていく方法

    ◇   ◇

  今回の学級PTA懇談会が「担任の先生をも育てながら、プラス思考の話し合い」になるようにと祈っております。
(盛岡市教育相談員)

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