■ 〈知事選〉達増氏がマニフェスト公表 「格差なくす」
|
民主党県連代表の達増拓也氏(42)は7日、出馬する知事選(22日告示、4月8日投票)の公約「希望王国マニフェスト〜格差を無くし、共に生きる岩手を」を発表した。岩手の危機を希望に変えるとし、2大戦略として▽広域振興圏をフロンティアとし、草の根地域を守る「新地域主義戦略」▽岩手の文化、岩手の心を力に変える「岩手ソフトパワー戦略」−を掲げた。「公正と、自立そして共生」を理念としている。
| |
|
|
| |
 |
|
| |
知事選の公約を発表する達増拓也氏 |
|
岩手の現状は危機にあるとの認識に立ち、原因は「岩手県民のせいではなく、誤った国の政策、すなわち、地方切り捨て・格差拡大型の政策が長く続いたことによる」とし、県民に必要なのは危機を乗り越える理念と政策を持つことで、それによって危機は希望に変わるという。公正と自立、共生が岩手にふさわしい理念とした。
危機は既存の仕組みを前提にした政策論では解決できず、自治体の仕組みや県政のあり方、県民意識をも根本から変えるような「真の改革」で希望に変えることができるとして、政策の柱の前提に2大戦略を挙げた。
新地域主義戦略では県北、県央、県南、沿岸の4大広域振興圏を将来の自治体と位置付け、県北と沿岸の振興に特に力を入れる。県と市町村が協力して町内会・自治会等の「草の根地域」を支援する。
岩手ソフトパワー戦略では平泉の平和の精神を世界にアピール、文化芸術振興基本条例の制定などを挙げたほか、岩手の道義的信頼を高めるという観点から行財政改革の項目を入れた。その中では▽「いわて公共サービス憲章」を策定して県職員のあるべき姿を明らかにし、士気を高め、不祥事や失敗を防ぐ▽知事退職金の廃止▽知事任期は原則2期8年まで▽県行政の評価は所得の上昇など県民の暮らしや仕事の向上に具体的な成果が出ているかどうかを検証する−などとしている。
政策は6本柱に整理した。@教育〜「人づくり」から「ふるさとづくり」を始めるA医療・福祉、社会政策〜助け合いで「共に生きる岩手」を実現するB農林水産業〜日本の食を守る「食料供給基地岩手」を確立するC経済産業・観光〜地域に根ざし世界にはばたく産業を育成するD環境〜世界に誇れる「環境王国」をめざすE防災・安全〜総合的な防災対策と危機管理を行う−で、各分野で4〜13の項目を示している。
達増氏は「県民所得の下落を食い止めて、できれば上がっていくようにすることであり、同時に教育や医療を充実させ、格差社会化を防いで県民の暮らしを良くしたいのが眼目で、すべてはそのための手段。それを実現したい」と話した。
数値目標などを入れたマニフェストではないが、知事任期の4年間に進めるのが基本。達増氏は「大事なのは県民生活であり、生活本位のマニフェストにしたいと思った。日々気を付けていかなければならない数値は県民生活を示す指標。それを良くしていくために何をしていくべきかというとき、逆に行政上の数字にこだわることで、かえって県民生活が悪化したり改善できないのでは本末転倒」と説明した。
知事選にはほかに盛岡市の会社役員、芦名鉄雄氏(61)、いわて労連元議長の菅野恒信氏(61)、元滝沢村長の柳村純一氏(56)が出馬表明している。 |
|
|
|
|
|
|