2007年 3月 11日 (日) 

       

■  岩大美術科修了制作展 県公会堂で1人1部屋使って

     
  工藤彩さん「暗い森の中へ」(182×364センチ)  
 
工藤彩さん「暗い森の中へ」(182×364センチ)
 
  岩大美術科修了制作展が14日まで、盛岡市内丸の県公会堂で開かれている。大学院修了生8人が同会場の1、2階で一人1部屋を使い、平面や立体作品27点を展示している。

  工藤彩さんは赤いジュータンが敷かれた部屋の壁面に、平面の大作「暗い森の中へ」(182×364センチ)を展示した。暗い色彩を背景に、薄い紙を切り抜いた葉や、糸で作ったつるなどを配置。画面右下にはブルーとパール系の絵の具で、光を内包した球体を描き込み「うそっぽい美しさのようなもの」を表した。

  小野寺和代さんは「A SYMBOL OF HAPPINESS」と題する3点の平面作品を出展。中央に飾られたのは「同IN 2007」。現在住んでいる1DKのアパートにある7400個以上の「物」を英語ですべて書き出して画面に並べた。中央には白抜きで「HAPPY?」という文字を浮き上がらせた。

     
  小野寺和代さん「A SYMBOL OF HAPPINESS」  
 
小野寺和代さん「A SYMBOL OF HAPPINESS」
 
  両側には20年前の持ち物を記した「同FROM 1987」と、30年後の理想を表した「同FOR 2037」を展示。一人暮らしを始める前に持っていた物は今の7分の1ぐらい。30年後には最小限の選び抜かれた物でシンプルに暮らしたいという思いを込めた。

  泉山清香さんは「菊」(275×80センチ)を出展。絹糸でたくさんのキクの花を作り、床面に展示した。幼いころから身近にあったという花から、当時の記憶や思い出を重ねて表現している。午前10時から午後8時(最終日は同6時)まで。

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