■ 〈県議選〉岩手選挙区は混戦に 保守系4氏競り合う
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県議選岩手選挙区(定数3)は、区割り変更で選挙区が大幅に狭まったこともあり、前回から戦い方が大きく変化した。独自取材や電話調査で得た情報をもとに終盤の情勢を分析すると保守系4氏が依然激しく競り合っている。その中で民主党新人で前盛岡市商工観光部長の喜多正敏氏(60)は滝沢村を中心に比較的安定した支持を得る。これに対して無所属新人で元雫石スキー場支配人の深谷政光氏(63)と民主党現職の大宮惇幸氏(59)が同じ雫石町を地盤として町内を二分する激しい競り合いを展開。自民党現職の柳村岩見氏(60)が滝沢村の地元を中心に浸透を図る。現新3人の争いは混戦になった。共産党新人の佐久間敏子氏(56)は懸命に追い上げている。
過去には有権者の少ない雫石町を中心地盤とする候補者2人が当選したこともあるが、5人が立候補している今回は大票田の滝沢に地盤を置く候補が有利とみる関係者は多い。両町村合わせた選挙人名簿の登録者数は約5万7千人で、うち約4万1千人が滝沢村になる。このため大宮、深谷両陣営は滝沢村内でも支持を得ることが条件になっている。
雫石町内の票はこの2人にほぼ分かれており、喜多、柳村両陣営はほとんど食い込めていない。加えて滝沢村内は地縁にこだわらない有権者が多く電話調査でも支持は分散する傾向がみられた。意中の候補を決めかねている有権者も多く、選勢の行方は流動的だ。
■滝沢村地域
滝沢村を中心地盤とする候補は2氏。
自民党公認の柳村氏は、前回選挙で獲得した票の上積みを図るべく、村内で地盤とする巣子・川前地区を中心に支持を固める。両町村で公認候補2人が立った前回よりも村内では優位な戦いを陣営は予想する。雫石町内の自民支持層は町内候補へ支持が傾きつつあり、同町で大幅に票を獲得することはかなり厳しいとみられる。前回選挙で他町村の候補へ流れた票の取り込みが必須となる。
民主党公認の喜多氏は、鵜飼など村中央部から南部にかけ広く浸透している。前回村内で約7千票を獲得した柳村典秀氏の滝沢村長選転出により、同氏と支持者が重なる主浜了参院議員と連動する喜多氏へ大部分の票が動くとみられる。出馬表明直後から村内を巡り、滝沢での知名度不足は解消した。一方、雫石からの票は期待しにくく、各陣営から攻勢を受けながら同村でどこまで票を取り込めるか。
■雫石町地域
雫石町を中心地盤とするのも現新2氏。
民主党公認の大宮氏は、党公認を最大限に生かした運動を展開。一方で昨年の町長選の影響が尾を引き、町内では民主支持層が固まり切れていない状態は否めない。前回県議選で約1700票を獲得した滝沢村で票の上積みを図るが、同村から党公認候補が立っている今回は、村中心部まで入り込めていない状況。現職という知名度を生かし、どこまで滝沢で票を獲得できるかが鍵を握る。
無所属の深谷氏は昨年の町長選に続き、雫石スキー場支配人時代の知人、松尾村出身者、スキーや教育の関係者らによる草の根運動を両町村で展開。同町では元雫石町長の川口民一氏を中心に民主支持層の一部を取り込むとともに、無所属の強みを生かして自民や社民支持層からも一定の支持を得て町内では優勢に戦いを進めている。しかし滝沢村での知名度不足は否めず無党派層を中心に懸命に浸透を図っている。
■全域を支持基盤に
共産党公認の佐久間氏は前回に続き、補選を含めて4度目の挑戦。出馬表明以降、両町村で講演会を開いて政策を訴え、告示後も街頭演説を数多く行い広く支持拡大を図っている。党支持者を中心に一定の支持を固め、福祉や教育を中心とした政策は女性票の獲得にもつながりそうだ。前回から大幅な票の上積みには無党派層などの取り込みがさらに必要になる。
■岩手(定数3)
大宮 惇幸59 農 業 民現
深谷 政光63 無 職 無新
佐久間敏子56 政党役員 共新
喜多 正敏60 政党役員 民新
柳村 岩見60 会社役員 自現
■紫波(定数2)
熊谷 泉59 農 業 自新
高橋 昌造61 農 業 無新
岡崎 希裕27 会社役員 民新
■八幡平(定数2)
工藤 勝博57 農 業 無新
千葉 伝58 獣医師 自現
高橋 時夫58 政党役員 民新 |
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