■ 〈県議選〉紫波選挙区、八幡平選挙区はいずれもみつどもえ
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県議選紫波選挙区(定数2)は、自民党新人で前紫波町議の熊谷泉氏(59)、無所属新人で民主党推薦の前矢巾町助役高橋昌造氏(61)、民主党新人で建設会社役員の岡崎希裕氏(27)の新人3人が三つどもえの戦いを展開している。基礎票のある熊谷氏、高橋氏に対し草の根で精力的に動いている岡崎氏が急追、告示後は横並びの戦いが続いている。
熊谷氏は県議藤原泰次郎氏の地盤を引き継ぎ、紫波町東部、西部の農村地帯で厚い支持を受けている。選挙期間中に父親が亡くなり選対の動きが一時鈍ったが、町内各地区の支部長を務める町議会議員が結束して支持を固める。
町議の1人は「本人が回れない部分は支部長が先に立って支えていく」と語り、熊谷氏自身も選挙に影響ないように遊説、街頭演説や個人演説会で支援を呼びかけている。
高橋氏は町民党を掲げ矢巾町内をまとめた後援会組織を立ち上げた中で、支援の輪を広めている。紫波町から自民、民主の公認候補が立候補した影響で、矢巾町の自民、民主支持層の票が熊谷、岡崎両氏に流れるのではという懸念の中で選挙戦に入った。矢幅駅前再開発、岩手医大関連整備など中心部の大規模事業が始まり矢巾町にとって大事な時期であると地元県議の必要性を訴えている。
町民からも「矢巾町から県議を無くしてはならない」との声が強まり、党派を超え町民党的に支持が集まっている。
岡崎氏は紫波町日詰地区の商業者と民主党支援者を核に後援会を組織した。出遅れが懸念されたが達増拓也後援会青年部活動時代の経験をフルに活用。互角の選挙戦を展開するまでに組織を拡大、着実に支援の輪を広めている。
選挙戦に入ってからは連日70〜100回のハードな街頭演説、夜は5、6カ所で個人演説会を開くなど過密なスケジュールの中、若さを発揮して精力的に動く。選対では「追いつき追い越せとの認識だが、手応えを感じている」と終盤に向けて攻勢をかけている。
県議選八幡平選挙区(定数2)は無所属新人の工藤勝博氏(57)、自民党現職の千葉伝氏(58)、民主党新人の高橋時夫氏(58)の3陣営による激しい選挙戦が展開されている。選挙区割の変更で基礎票を大幅に減らした千葉氏、同じ八幡平市を地盤とする新人の工藤氏と高橋氏。「票読みが難しく厳しい選挙戦」と3陣営とも強い危機感の中で選挙戦に臨んでいる。
工藤氏は八幡平市内を中心にした地盤の支持固めを徹底、千葉氏も地盤の岩手町、葛巻町の支持固め、高橋氏は選挙区全域からの民主党票の掘り起こしを図っている。
工藤氏は昨年夏以来、丹念に支持者を掘り起こして知名度不足をカバー、西根、松尾、安代の市内全域、特に農民層からは各地区とも厚い支持を受けている。
千葉氏は前回選挙で1万3千票を獲得したが、岩手町に次ぐ大票田だった玉山村が盛岡市と合併したことから4千票の減票、1千票を得た八幡平市は工藤氏と高橋氏の激しい戦いの影響で西根、松尾での減票を予想、安代からの増票を目指している。地盤の岩手町、葛巻町から民主党票が高橋氏に流れることを強く警戒し選挙戦の中盤から支持固めの徹底を進めている。
高橋氏は40年の役場職員としての行政経験、即戦力で地域に貢献することを訴え、準備期間が短い中で西根の田頭、寺田地区での支持が厚く、松尾にも支持者が広まっている。岩手町、葛巻町の民主票の掘り起こしも進めている。工藤氏との地盤が重なる西根、松尾地区では互いに切り崩し合いが激しくなっている。 |
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