2007年 4月 6日 (金) 

       

■  〈漢方豆辞典〉14 白澤順 「めまい」と「風」

 「人間も自然の一部であり、自然の中で活(い)かされている」という考え方が東洋医学の原点にあります。旬の物を食べ、季節にあった過ごし方をするのも健康を維持する秘訣(けつ)です。

  気候も健康を害する要因として理論付けされています。イメージしやすいのが、秋から冬にかけて乾燥してくる時期は風邪や喘息(ぜんそく)などの呼吸器系の疾患がはやる時期であったり、冬場の寒さは関節痛や神経痛などの症状が強くでる場合があります。季節のめぐりで変化する気候を風、暑、火、湿、燥、寒と6つに分け、これらと上手に付き合って生活していくことが大切です。

  ▽春(2〜4月)風

  ▽夏(5〜7月)暑、火

  ▽長夏(7月)湿

  ▽秋(8〜10月)燥

  ▽冬(11〜1月)寒

  今の時期は風(ふう)に気をつけなければいけません。風は軽く、高く舞い上がる、遊走性に富むといった特徴があると考え、体の上部に症状が出ます。めまいや頭痛、鼻、咽(のど)、目といったアレルギーの症状も漢方では風が原因の1つとして考え、それに対応する熄風(そくふう)の働きを持った漢方薬を使います。

    ◇   ◇

  【処方名】釣藤散(ちょうとうさん)

  【成分・グラム数】釣藤鈎3・0、橘皮(きっぴ)3・0、菊花(きくか)2・0、防風(ぼうふう)2・0、半夏(はんげ)3・0、麦門冬(ばくもんどう))3・0、茯苓(ぶくりょう)3・0、人参(にんじん)2・0、生姜(しょうきょう)1・0、甘草(かんぞう)1・0、石膏(せっこう)5・0

  【効能効果】慢性に続く頭痛で中年以降、または高血圧の傾向のあるもの

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  漢方薬は証(体質)に合わせて服用することが大切です。医師または薬剤師に相談の上、服用するようにしてください。

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