■ 〈統一地方選〉舌戦きょう限り 前半戦はあす投票
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統一地方選前半の知事選、県議選(定数48)は8日の投開票を前に7日、各陣営は最後の舌戦を展開する。知事選には新人5人、県議選には17選挙区に75人が立候補し、有権者に政策と支持を訴えてきた。知事選は3期12年続いた増田知事に代わる県政のかじ取り役を決める選挙で、継続、刷新さまざまなスタンスで県政ビジョンを示している。県議選では宮古と久慈(ともに定数2)が無投票当選で3月30日に決まり、残る15選挙区で71人の候補者がしのぎを削ってきた。ふたを開けてみなければ分からない投票の行方。残る力を振り絞る。
■知事選
知事選にはいずれも無所属の前衆院議員達増拓也氏(42)=民主推薦、盛岡市の会社役員芦名鉄雄氏(61)、いわて労連前議長菅野恒信氏(61)=共産推薦、前滝沢村長柳村純一氏(56)=自民推薦、前県議ザ・グレート・サスケ氏(37)が出馬。増田知事が4選不出馬となり、戦後最多に並ぶ新人5人による争いが展開されている。
達増氏は公約として希望王国マニフェストを掲げ、岩手の危機を希望に変えるため▽広域と草の根を焦点にした地域振興▽文化芸術振興基本条例▽知事の退職金廃止▽プライマリーバランス−などを挙げる。民主の公認候補並みの支援を受け政府・与党の政策を批判する姿勢を示す。
芦名氏は公約に▽廃棄物の80%リサイクルの実現化▽医師確保のための条例▽知事退職金・ボーナスの返上▽民間委託の積極的な取り組み−などを掲げる。民間企業人の代表として、現在の行政体質を批判し県政の転換を訴える。政党など組織に一切頼らず、妻と2人で戦っている。
菅野氏は公約「県政改革ビジョン2007」を提示。税金のムダ遣いをやめる、県民の目線で暮らしや福祉を守る、憲法を県政に生かすを基本姿勢に県政の大転換を訴え、30人学級の実現、雇用拡大などの取り組みを約束する。明るい民主県政をつくる会を母体に
運動している。
柳村氏は岩手再建、県民主役、脱官僚をキーワードに「未来の大人たちへのマニフェスト」を手に政策を訴えている。県庁の地方分権社会に対応した改革を唱え、知事報酬50%カットや人員削減などで財源を生み出し事業に充当。国とのねじれた関係を修復すると与党側の立場を示す。
サスケ氏は4年の県議活動を踏まえ、雇用、医療、教育を3大テーマとして公約を示し、雇用を最重要課題に掲げる。コネクタ産業を集積させたコネクタ・ヴィレッジの形成、ドクターヘリ導入、三陸鉄道完全民営化などを具体的に挙げた。民主と決別し打倒小沢王国を唱える。
■県議選
県議選は15選挙区で激しい戦いを演じている。過半数議席が目標の民主、第1会派への返り咲きを狙う自民の対決を軸とした展開に公明、共産、社民と岩手政和会、無所属がからみ選勢は最後まで予断を許さない状況だ。
民主は公認30人、推薦2人の32人を擁立し公認2人が無投票で当選を決めた。過半数25席獲得には残る30人中23人の当選が必要となる。総定数3減の中、現有20人から一気に議席増を獲得できるかどうか。
自民は公認16人、推薦3人を擁立しこちらも公認2人が当選を決めた。全員当選でも過半数に及ばず、現有15議席を上回るには民主候補との直接対決や当落線上の争いの行方が主導権掌握の鍵を握る。
共産は悲願の複数議席獲得へ向け、盛岡など4選挙区で活発に活動。公明は合併で投票ラインの上昇も予想される盛岡で現有1議席の死守に懸命だ。社民は盛岡での2議席復活と北上で維持してきた党議席を新人が確保できるかが注目される。
無所属では岩手政和会の現職・元職の計4人の全員当選が会派要件を満たす第1歩。政党候補以上に無党派層への切り込みを重視する無所属候補の動向が選挙区事情を複雑にしている。
3月29日現在の選挙人名簿登録者数は112万6898人(男53万4971人、女59万1927人)。
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