2007年 4月 9日 (月) 

       

■  〈知事選〉達増氏、初当選のインタビュー

 −与野党対決の様相もあった選挙戦を振り返っての感想は。

  岩手の場合は与野党対決が30万対30万と非常にきっ抗した構造があるので、かなり厳しい戦いになると思っていたが、こういう早い段階の当確で非常にうれしく思っている。

  −当選は5度目になるが、過去4度は衆院選。初当選時との気持ちの違いは。

  衆院選のときは戦いの最前線に突っ込んでいくという感じでいたが、今回は岩手という城の本丸を守る重要な役割ということで、ちょっと落ち着いた雰囲気の中で勝利をかみしめている。

  −県内各地を回っての県民の反応は。

  最初からものすごく反応が良くて、比較的危機感を強調するようなマニフェストだったが、希望が持てる岩手にしようと、岩手の心、格差是正についても大きな支持を得た。

  −勝利の手応えはどのへんから感じたか。

  選挙戦スタートの段階で不景気な話から始めた。県民所得の落ち込み、格差の問題が岩手の危機になっていると。皆さん、真剣に聞いてくれ、そうだという反応が多かったので行けるなという感じはしていた。中盤から終盤にかけて危機を希望に変える政策の具体的なところも浸透してきて、衆院選で勝ったとき以上の反応も出てきた地域もあり、これはすごいと思っていた。

  −これからどんなところに取り組んでいきたいか。

  県民所得の落ち込みが深刻で、何とか県民所得の下落に歯止めをかけ向上に向けていくような地域振興や、公正の理念で助け合う医療福祉や教育の仕組みづくりもすぐに始めなければならない。

  −1兆4千億円の県債残高はどのように解消していくか。

  知事の退職金廃止すからスタートし、無駄遣いをしない、予算は県民生活の役に立つものに向けるということを県庁全体に徹底しながら、すべての事業、出資法人等の見直しにすぐ着手したい。

  −国政与党とのやりにくさは。

  今回、自民党の幹部ら有力者がどんどん入って民主党の知事が誕生すると岩手は暗黒時代になるとか、そういう買収よりも悪質な選挙違反ではないかと、私は思うが、むしろそういう政府や国のあり方でいいのかということが問われると思う。私は自民党を応援した市町村長の市町村だからと予算を付けないということは絶対しない気持ちでいる。そういう姿勢を国もきちんと貫いてくれれば何の問題もないと思う。

  −自民党との関係はどう考えているか。

  日本全国、自民党に逆らうものは予算を止めたりしてでもつぶすという姿勢を貫くのであれば、日本国憲法の下でそんな政党は許されないので戦うしかないが、そこは自民党次第と思う。

  −これからの民主党との距離感は。

  行政はあくまで公正中立だが、党員である達増個人としては日本においては民主党が一番良い政党で、政権を取ってほしいと思っているので、個人としてはできることはやりたいと思っている。

  −党籍はそのままで知事の仕事をするか。

  はい。特に今は辞めるつもりはない。

  −岩手県民に一言。

  希望王国岩手を実現しようというマニフェストを選んでいただいたので、ぜひ私と一緒に県民一人ひとりが、希望の持てる政策作りを一緒に進めましょう。 

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