2007年 4月 10日 (火) 

       

■  〈達増新知事〉経済界から熱い視線

     
  新知事登場への期待感がみなぎった投票日夜の達増事務所  
 
新知事登場への期待感がみなぎった投票日夜の達増事務所
 
  盛岡市内の商工業関係者や経済団体では、地域経済の活性化の具体策を期待している。吉田莞爾盛岡市商店街連合会長は「市内の商店街や地域経済の活性化に向けた具体策を早々に提示してもらいたい。岩手競馬には辛口の姿勢だが、地域経済の活性化策としての競馬の存在は大きい。いずれ知事自身の力を発揮してもらいたい」と期待を寄せた。

  斎藤育夫盛岡商工会議所会頭は「新知事は圧勝で当選した。県民の多くの支持。それだけ期待も大きい。地域経済はまだ厳しく中央と地方の格差是正が大きな課題。新知事も公約ではその問題を取り上げた。ぜひ商工業の発展に力を」「当会議所では新中心市街地活性化基本計画の策定に関して市に協力して力を入れている。県ともさらに連携し中心市街地活性化を図りたい。新知事は現職知事で最年少。若さを大いに発揮してもらいたい」と若さに期待した。

  西野利夫盛岡中央工業団地理事長は「新知事は県民所得を引き上げると話した。どのような方法を採るのか。中小の商工業の厳しい現実にも目を。企業誘致にも力を入れるようだがぜひ盛岡市に誘致を願いたい。岩手県は他県に比べ工業用水など規制が多すぎる」と規制緩和などへの対応も期待した。

  永野勝美岩手経済同友会代表幹事は新知事の課題として経済格差是正、財政再建と経済成長、行政の意識改革などを挙げた。「首都圏と県内の所得格差は大きすぎ、もはや社会病理。政府も財政が厳しく格差是正への配慮は期待できない。県内も県北、中央、県南と格差状態。自立の道を開くしかない」「新知事には先頭に立ち具体的な施策をお願いしたい。経済界と力を合わせて産業を活性化してもらいたい。1兆4千億円の借金を減らすためにも付加価値のある産業の発展に力を。民間は血眼になり努力している。行政ももっと努力するようリーダーシップの発揮を」と新知事の手腕に期待している。

  ◇   ◇

  達増拓也氏の知事当選に対して県内産業界の代表は次のような感想を示し、経済振興への手腕を求めた。

  小笠原一行県農協中央会会長は、「本県は農業生産で県域自給率100%を超える食糧供給地として国民生活に大きく貢献して参った。マニフェストにある通り日本の食を守る食糧供給基地岩手の確立にご尽力をいただくよう、今後の活躍に対し大きな期待とともに激励申し上げる」と期待した。

  宮城政章県建設業協会会長は「42歳の全国最年少の知事が誕生したので若さに期待している。マニフェストを見ると増田知事と大きく変わるものはなさそうなのである程度、増田知事のやったことを検証しながら自分の考えを取り入れてやっていけばいいと思う」と祝意を示す。

  そのうえで「地方自治の長になってどういう流れで物事を考えていけばいいかが達増さんの悩みとするところではないか。ひとりでやらねばならない。議員の考えとトップの考えは自ずと違ってくる。国会議員は金と外交のことは一生懸命勉強しなければ総理になれないが、首長は全体の勉強。国会議員の中途で知事になるのだから、地方自治をしっかり勉強してほしい」と助言した。

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