2007年 4月 12日 (木) 

       

■  〈お父さん絵本です〉153 岩橋淳 となりのせきのますだくん

 さあ、新学期。希望に胸ふくらませて元気に登校の小学生たちにかくれて、あれあれ?なんだか様子のおかしいのは、新1年生のみほちゃんです。学校に行くのが、とってもツライ。その原因は、となりの席の、ますだくん…。

     
   
     
  ますだくんとは、か細いみほちゃんの倍はあろうかという背丈に緑色のヌラヌラした皮膚、両のまなこはギラギラ光り、牙の突き出た口は耳まで裂けた、…そう、これはみほちゃんから見た「ますだくん」像なのです。どちらかというと、いや実はかなり泣き虫で内気で忘れん坊でうっかり屋のみほちゃんは、何か失敗をするたびにますだくんのキビシイツッコミにさらされるので、それでなくても不安でいっぱいの新生活に輪をかけるようにして、すっかり「ますだくん恐怖症」になってしまったという訳なんですね。果たしてみほちゃんの運命やいかに? そして、執拗(しつよう)なまでにみほちゃんをイジメル、ますだくんの真意とはいったい?

  思春期の三歩手前、荒波に突入のちいさな社会人たちに贈る、人気シリーズ第1作です。

  【今週の絵本】『となりのせきのますだくん』武田美穂/作・絵、ポプラ社/刊、1260円(税込み)6歳〜(1991年)

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