2007年 4月 12日 (木) 

       

■  〈風まかせ〜鉄道さんぽ〉208 佐々木康宏 見慣れた列車が消える日

     
   
     
  花輪線からキハ52型、キハ58型気動車が3月17日の運転をもって引退し、翌日のダイヤ改正からはキハ110系気動車が運用を開始した。

  最終日の盛岡発午前9時46分発はキハ52が1両とキハ58が2両の3両編成で、すべて国鉄色でそろえられ、さようならヘッドマークを列車の前後につけて運転された。

  その姿を一目見ようと、盛岡駅近く新田町かいわいの線路のそばへやってきた。実はこの辺りはわたしの鉄道趣味の原点といえる場所だ。小さいころこの付近でよく汽車を見ていた。おぼろげだがSLの姿も覚えている。

  その場所で花輪線のキハ52、キハ58の最終日の列車を見送った。前後にデザイン違いのマークを付けて、3両ともほぼ満席の乗客を乗せていた。カメラを向けてシャッターを切る。今まで見慣れた車両が姿を消した。運用を離脱した車両は盛岡駅の側線に留置され工場に廃車回送されるのを待っていた。
(佐々木康宏)

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