2007年 4月 13日 (金) 

       

■  盛岡つなぎ温泉病院が足湯とプール 医療と介護をセットで提供

     
  盛岡つなぎ温泉病院メディケアプラザ  
 
盛岡つなぎ温泉病院メディケアプラザ
 
  盛岡市繋の盛岡繋温泉病院(本宿尚理事長)が4月1日、隣接地に盛岡つなぎ温泉病院メディケアプラザを開設した。癒やしを重視した足湯や温泉プールなど最新の設備を導入した東北で初の病院施設。一般病棟や回復期リハビリテーション病棟に加え、通所リハビリテーション、訪問介護ステーションなどの機能も付加し、地域密着の医療と介護を提供する。

 新施設は地下1階、地上3階建て。総床面積は約6800平方メートル。1階には通所リハビリテーション、居宅介護支援事業所、訪問介護ステーションの3つの機能があり、足湯広場、温泉プールのほか銀河の湯(源泉掛け流しの大浴場)、理学・物理・作業の各療法室、リハビリ訓練室、書字訓練室、食堂・デイルーム、休憩室(畳)などが配置されている。

  温水プールでは浮力を利用した運動療法、耐水性の車いすで入浴可能な大浴場での温泉療法、免疫力の回復を図る足湯など東北の病院で初の施設などを入れた。

  通所リハビリテーションでは専従の各療法士が個別のリハビリを行う。1日6時間のスケジュールには温泉入浴や昼食、花見や文化祭などのレクリエーションが盛り込まれている。

  2階は一般病棟(50床)や家族宿泊室。3階は回復期リハビリテーション病棟(50床)で退院後通常の生活ができるようなマンション型の訓練室なども設置されている。

  全病室に酸素吸入機器を設置。地下は図書室と研修室、食堂。全階とも癒やしをテーマにクリーム色の色調を中心にゆったりした廊下と御所湖を見渡せるスペースを確保。

  同病院は80年の開業。内科・呼吸器科・アレルギー科、整形外科・外科・リハビリテーション科、神経内科、皮膚科、東洋医学診療科がある。ベット数は170床。170人の入院患者のうち40人が人工呼吸機器が必要な患者。

  同病院の理念には「思いやりのある心で信頼される優れた医療を目指します」を掲げている。今回の新施設には本館の100床を充当。本館の空き病室は4人部屋を3人部屋にするなどゆったりした空間とする。

  同病院では昨年、日本医療機能評価機構の機能項目約600のチェックを受け、認定病院として登録された。小西一樹院長は「一定の評価を受けた。そこから新たな病院として何が必要か、患者の立場になり、全スタッフ一緒に考えることを始めた。レイアウトや温泉の名前から必要な棚まで一緒に」という。

  そして「これまでの効率一辺倒の病院からゆとりや癒やしなど新たな価値の病院へのシフトを考えた。患者中心の立場に徹し何が患者にとり一番快適なのか、さらに患者も看護する家族も、そして医療に携わる者にも快適な空間を提供したいと考えた。足湯広場では足湯に浸かり、リラックスしてもらい、心置きなく語らうための場所。廊下も広くした。いずれもゆったりする気持ちになるため。それが免疫力や治癒力を高める」と、小西院長は同プラザの役割を挙げる。

  同病院では他病院から呼吸器関係の患者を積極的に受け入れている。「対応しきれない患者を長期間にわたり受け入れている。そのためも快適な空間での治療が大事になる。プールや温泉の浮力を利用した治療を充実させた。質と安心を第一優先に考えた新しいイメージの病院を目指す」と話していた。

  問い合わせ先は盛岡繋温泉病院(電話689−2101)まで。

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