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岩手山を間近に感じながら植樹する参加者ら |
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滝沢村は29日、同村鵜飼の春子谷地上流部の村営相の沢牧野内に400本の広葉樹を植樹した。親子連れ約100人が参加。雑木林へと再生することを願い、スコップを握った。今年で5年目。前年までに植えた木々が強い風雪を耐え抜き、着実に成果が見え始めている。
植樹したのはオオヤマザクラ、イタヤカエデ、コブシ、ヤマボウシの4種。今年からJA全農いわてが半分の200本を提供した。村の職員が枯れ草に覆われた牧草地にうまく植樹するコツを伝授。
始めに手で枯れ草をむしり取り、そこにスコップで直径50センチほどの円を描いて周りをかたどる。その後、スコップをねせて表面を円形にはぎ取る。はぎ取った地面の表皮は、植樹後に裏返して根元に被せると、雑草防止や乾燥防止になると説明。
参加者は慣れない手つきでスコップを扱っていたが、2、3本植樹すると慣れ、次から次へと手際よく植樹していた。中には10本以上も植える人もいた。
篠木小学校1年の勝田蓉君は「サクラとコブシを植えた。せっかく植えたから、大きくなってほしい。来年も成長を見に来たい」と話していた。
浅沼節子さん(59)は「美しい岩手山を背景に、いい汗をかけてよかった。自然に恵まれた岩手の素晴らしさを子供たちに残していかなくては」と自然の素晴らしさを改めて実感していた。
柳村典秀村長は「JA全農いわての協力で、今回から規模を大きく400本の植樹ができる。皆さんの力を借りてここを見渡す限りの木で埋め尽くしたい」と話した。
植樹した牧草地下方の春子谷地湿原は近年、陸地化している。60、70歳代の高齢者によるとかつては見られなかった植物が生息し様変わりしたという。
同村経済産業部の中道俊之部長は「直接の原因は分からないが、昭和40年代始め、雑木林を切り出して牧草地にした結果、栄養素が直接、湿地帯に流れ込んでいるせいではないか。少しでも元の自然環境に戻ってくれれば」と願っていた。
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