2007年 5月 2日 (水)
■ 達増新県政がスタート 就任式で職員に訓示
10年以上の国会議員生活からふるさと岩手のトップの座に就いた達増氏(知事室で)
12年ぶりに交代となった達増拓也新知事が1日、県庁に初登庁した。県庁には午前9時半に到着。県幹部や秘書課職員の出迎えを受けた。歓迎の花束を玄関前で受け取り「素晴らしいお迎えをいただき感激している」と笑顔を見せた。同10時から県庁講堂で就任式に臨み、会場では約200人の幹部職員が直接訓示を受けた。「県民の暮らしや仕事を守ることをみんなで力を合わせてやっていきたい」と述べ、人生を凝縮させた任期4年間にしたいとする決意を表した。庁議でも「慣らし運転などやっている余裕はないと思っている」と、最初から全力で臨む姿勢を示した。
就任式で達増知事は「岩手県民の皆様から負託を頂き、皆様と一緒に働くことができることを心からうれしく思います。知事選挙において、私は危機を希望に変えるということを訴えてきた。2001年、岩手の県民所得が約7%、大きく下落して以来、回復していない。戦争に巻き込まれたような緊急事態であり、この危機を直視し、そこから岩手県民の暮らしや仕事を守っていくことが知事に課せられた任務であると訴え、大きな支持をいただいた」と現状認識を示した。
留学先のジョンズ・ホプキンス大学でカーター元大統領の補佐官をしたブレジンスキー教授から「カーター大統領補佐官としての4年間にすべての人生が凝縮されているという生き方」を学んだと言い、「自分の人生はその4年間のためにあった。その後の人生は4年間の結果としてある」という生き方を紹介。
自身も「そういう4年間を持ちたい、自分の人生でそういう4年間が持てればという思いで仕事をしてきた。きょうから始まる4年間がそういう4年間になるのではないかと、私の心は予感でいっぱいになっている。皆さんにとっても私と働く4年間が人生の中でも特別に重要な4年間になればと思う。岩手にとって光り輝く黄金の4年間であったとなるように、知事として全力を尽くしていく」と述べ、協力を求めた。
副知事ら幹部職員の庁議では「幹部の皆様は、県政で県民のために多大な尽力されてきたことを敬意を表したい。今までの身につけてきたことを生かし、県民の暮らしや仕事をしっかり守っていくことを一緒に進めていただきたい」と期待。
前日の西和賀の山林火災に触れ「最初から知事として責任を持って仕事をしていかなければならない、見習いという期間はあり得ないと痛感した。何でもやる。やってほしいことがあればどんどん言ってもらい、4年間の最初から飛ばしていきたい」と述べた。
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