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朝ドラ効果でにぎわいを見せる小岩井農場の一本桜 |
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NHKの朝の連続ドラマ「どんど晴れ」による経済効果に関係者の注目が集まっている。盛岡市は過去の作品のロケ地の実績から推計して、観光客の増加幅を45万人から90万人の範囲で見込んでいる。ビデオリサーチの調べによると放映後第3週(4月16日−22日)の視聴率は19・5%でドラマ部門首位を記録しており、視聴者による「ご当地」への関心が徐々に高まっている。宿泊業界にはドラマの舞台の宿に泊まりたいという問い合わせがあるが、設定のような老舗旅館の多くは盛岡市内から姿を消しており、受け入れ態勢の充実を求める声もある。
盛岡市観光課によると、過去の連続テレビ小説の舞台となった地域では放映後、観光客が10%から20%入り込みが増えているというデータがあり、盛岡市の直近の約450万人の観光客に数字を掛けると45万人から90万人増加する可能性をみている。同課の小原俊彦課長補佐は「視聴率が良いとか行きやすいところが舞台になるなどさまざまな要因があるが、放送の年より翌年におおむね10%から20%伸びているところがあった」と話す。
45万人から90万人の増加に対して県観光統計の盛岡市の観光消費額を掛け合わせると直接効果で50億円から100億円が見込まれる。さらにこの消費が地元経済にもたらす効果として1・6倍を掛け合わせると80億円から160億円の経済効果が見込まれるという。
ドラマの放映後1カ月でゴールデンウイークの行楽シーズンを迎えた雫石町の小岩井農場では、ドラマのタイトルバックに映し出されている「一本桜」を見物に訪れる観光客でにぎわっている。小岩井農牧の大西智子広報担当は「今年はNHKのドラマのせいで訪れる人が例年より多く、お客様が増えて駐車場も満車に近い状況になっている」と話し、開花のピークに備えている。駐車場が満車になった場合に備えてゴールデンウイーク中はまきば園からシャトルバスを出して対応する。
盛岡市のつなぎ温泉観光協会活性化委員会の佐藤克委員長は宿泊業の立場から、「ドラマが始まったばかりだし、行楽期なのでどの程度の効果が上がっているかは分からないが、ゴールデンウイークの観光客は予約でいらしているので、ドラマを見た人の効果が期待できるとすれば秋以降ではないか」と期待する。
県旅館ホテル生活衛生同業組合の田鎖壽夫事務局長は「加賀美屋という旅館がどこにあるのかという問い合わせがあるが、ドラマの話なのでどこの旅館だと特定されるような印象を持たれないよう、盛岡全体の入り込みにつながるよう案内している。これを機会に多くの人に盛岡や岩手の良さに触れてもらいたい」と話し、放映の手応えを感じている。
盛岡市のプラザおでってにオープンしたおもてなしプラザ運営協議会の川村登会長は「盛岡には和風旅館が少なくなっているので、受け入れをしっかり考えなければドラマを見て来られた方に残念がられるかもしれない。タクシーの応対を向上させることも大切だ」と話し、地域ぐるみで接遇を向上させる必要を唱えている。
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