2007年 5月 13日 (日) 

       

■  写真表現のワイフワーク 米澤豊さんが「針穴写真 幻想」

     
  ピンホール写真で三陸の海の青を追求する米澤さん  
 
ピンホール写真で三陸の海の青を追求する米澤さん
 
  盛岡市の写真家の米澤豊さん(56)=同市西青山1の13の2=の「針穴写真 幻想」が31日まで盛岡市神子田町の嶋岡商店ギャラリーで開かれている。ピンホールカメラで撮影した三陸海岸の風景を、「ヨネザワブルー」と呼ばれる紺青に焼き付けた。ピンホールは米澤さんのライフワーク。写真の原点から大自然に迫っている。

  米澤さんはヨネスタジオと写真教室を主宰。高橋克彦作品の口絵や観光ポスターなどの写真を手がけている。

  ピンホールカメラは光を遮断した箱の一面に被写体からの反射光を取り入れる針穴を開け、対面に置いた感光剤に反射光を感光させる仕組み。カメラの原点と言われ、ソフトで幻想的な画像が人気を呼んでいる。写真展では作品19点とミニ額や絵はがきを展示即売している。

  米澤さんは「ピンホールは写真表現のライフワーク。陸中海岸をテーマに写真を撮り、地元の国立公園で景勝地なので取り組んでいる」と話す。北山崎から陸前高田まで撮影して歩いた。

  感光材はカラーフィルムを使って青のフィルターをかけ、冬以外を選んで撮影した。三陸の波涛(はとう)を柔らかなピントで包み込み、海の底のような静けさをたたえている。

  「ピンホールカメラを撮影していると8分でも15分でも時間を忘れてしまう」と話す米澤さん。針穴を通して岩手の自然をゆったりと見まもっている。同ギャラリーと同じ期間で、東仙北のカフェ&レストランAOIでも米澤さんの写真展を開いている。嶋岡ギャラリーは電話019−622−8170。

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