2007年 5月 16日 (水)
■ 国民年金健康センターを売却へ 地元から継続望む声
盛岡市北松園の国民年金健康センターもりおか(猿舘和雄センター長)が10月で閉鎖され、独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(水島藤一郎理事長)が入札で売却する。国民年金福祉施設として1994年オープンし温泉、宿泊、健康増進に利用されてきたが、国の行財政改革に伴い整理の対象となった。同センターは15、16の両日、地域住民らに閉鎖と売却について説明しているが、利用者からは松園地区の公共施設として継続を望む声が強いという。6月8日の入札公告、9月18日の入札を予定している。
入札にかけられ10月で閉鎖される国民年金健康センターもりおか
年金・健康保険福祉施設整理機構は全国の年金福祉施設など313カ所を5年間で譲渡、廃止し、年金財政に充てるため清算事業を進めている。原則的に一般競争入札により市場価格で公共性に配慮して譲渡している。
07年度は全国の厚生年金保険、国民年金、制度共通、健康保険の4区分の施設100カ所の譲渡を決め、盛岡市の同センターが含まれた。対象施設は事業の採算性や建物の老朽度、物件の市場性などの観点から選定し、さらに追加して今年度末で全体の6割にあたる約180施設の譲渡を目標にしている。
同センターは県国民年金福祉協会が国の委託を受けて運営。鉄筋コンクリート3階建て、敷地面積2万7654平方メートル。客室15室と会議室、宴会場、レストラン、展望浴場、アリーナ、トレーニング室、テニスコート、グラウンドなどがある。
猿舘センター長は「高校生や大学生の合宿場のような利用もされており、低料金で泊まれるので地域に非常に貢献してきた。コミュニティセンターとしても新年会、町内会、敬老会、歓送迎会などに利用されている」と話し、松園地区には数少ない公共施設として利用率は高い。
「それが民間経営になると固定資産税や減価償却などが発生して、低料金ではできなくなると思う」と話し、公共施設としての引き渡しが望ましいという。
職員は正職員と臨時とパートを合わせて30人。多くは譲渡先に雇用を継続するか、再就職先を探すことになる。猿舘センター長は「今のような低料金で利用したいのであれば盛岡市が取得し、第3者経営が良いのでないか」と話す。施設の回数券などは早めの利用を呼びかけている。
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