■ 〈岩手競馬〉4億7000万円経費節減 組合が見直し案を提示
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県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は、4月7日から5月28日までの第1期分の発売額が計画比を下回ったのに伴い、今年度の発売目標額を8%、収入目標を約24億円それぞれ引き下げる収支計画見直し案を関係者に提示した。同時に賞金や出走手当、施設情報システム費や人件費など総額4億7千万円の経費削減案も提示。売り上げ向上策と並行し、今後の発売額の推移を見ながら関係団体などと調整する考えでいる。
収支計画の見直しと経費削減の案は5月30日の同組合運営協議会の幹事会で説明された。組合事務局によると、第1期の発売金額が計画比を6・1%下回り、当期経常損益が7200万円の赤字。現状で今年度5期まで進むと仮定した場合、経常損益の総額が4億3千万円の赤字になると算出した。
これに伴い収支計画の見直し案は収入目標を当初の299億6千万円から275億3千万円に下方修正。新しい改革計画では経費を売り上げの25%以内にとどめる方針に基づき、経費削減案も同時に示した。
内訳は賞金や出走手当などの競走関係費1億6千万円、施設情報システム費や人件費など事業運営費3億1千万円。この削減を達成するために各経費の見直しを行うという。
競走関係費が削減されれば馬主が入厩馬を引き上げることも想定され、理解を得る作業が必要になる。事業運営費も予算編成段階で関係団体の理解を得るために相当の協議を重ねて了承を得た経緯があり、了承を得るのは容易ではない。
このため幹事会で示された見直し案については、今後関係団体などと調整していくことになる。5日には同運営協議会コスト調整部会、12日には運営協議会が予定されている。
幹事会の出席者からは、性急な下方修正や経費削減案の提示に懸念を示す声もあった。今年度最初の盛岡競馬場での開催を目前に控えており、継続への姿勢を県民に示す時期に提案すべきか疑問視する意見もある。
盛岡市の八重樫康治競馬組合経営改善対策事務局長は「成り行きベースの場合の数字であり、政策形成過程で出るいろいろな議論の中の一つだと思う。下方修正や経費削減で頭を悩ますよりも売り上げをどうするか、今扱うべき内容ではないのでは」と話す。
宮一夫組合事務局長は「半期ごとから年5回、1期ごとに収支見通しを出すことにした。4、5月の実績で6月に調整し、7月から適用していくのが4月19日の第1回運営協議会で了承されたこと。新計画にのっとり、その上で運営協議会で確認した手法に基づき行う。掲げた売り上げ目標の達成度ではなく収支均衡を図るのが目標」と説明している。
幹事会は構成団体の県、盛岡と奥州両市の担当部署、同組合事務局の各職員、県馬主会、県調騎会、県厩務員会の役員ら9人で構成されている。5月30日が3回目の会合。 |
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