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建物の火災状況を参加者たちに説明する教官 |
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07年度消防職員専科教育火災調査科の授業の一環として、建物火災および車両火災にかかわる模擬火災実験が5月24日、矢巾町にある県消防学校で実施された。火災の現場検分に参加した職員たちが、焼失した家屋で火災発生の原因究明に挑んだ。
参加したのは県内各地の12広域消防本部から派遣され、5月16日から30日までの期間、学んでいた火災調査科の生徒31人。4月に入校した初任科の生徒50人が、消火活動を支援した。
午前中は校庭に仮設置した2棟の木造平屋建て住宅からの出火と普通乗用車の車両火災を想定した模擬火災実験が行われた。
建物火災では家の人が電気ストーブを点火したまま外出したため、近くに積んでいたごみ袋が崩れ落ちて電気ストーブと接触し発生した火災。家の人が外出中に電気製品の電源コードの短絡により出火した火災の2例を想定した。
建物の入り口にげた箱が置かれ、部屋には衣類や本棚、テーブル、パソコン、蛍光灯、布団など家財道具一式がセットされた一般住宅を再現。火災発生と同時に、4月に入校した生徒たちが初めて本格的な消火作業を体験した。モクモクと舞い上がる煙と炎に包まれた建物と車両に消防士を目指す生徒たちが、教官のアドバイスで一斉に放水して鎮火させた。
午後からは模擬火災実験の発生原因を事前に知らされていない消防職員専科教育火災調査科の実習生たちが、火災現場に出動。焼け跡の内部を確認して、備品の配置や部屋の間取り図を作製。建物の所有者からたばこを最初に吸った時間、その日の行動を具体的に聞いていた。
聴取された家の人(消防職員)も真剣そのもの。内部に焼けこげて残っている本やいす、電気製品、灰まで回収して火災原因の分析に取り組んだ。
車両火災では、エンジンルームから煙が上がりタイヤが燃えてバーンと爆発した。思わず身を引く初任科の生徒もいた。
盛岡消防本部予防課の宮野弘幸課長補佐は「火災調査の実習は2000年から毎年実施している。消防職員に採用されて10年から20年のベテランが参加している。火災原因の追究と不明化率の減少、職員のレベルアップを目的に調査実習している」と話していた。
盛岡消防本部盛岡南消防署に配属されている伊藤一成消防士長(35)は「火災原因を調査し、知識をより身につけるために2週間勉強した。実際に現場を検分して追究する」と話していた。 |