2007年 6月 7日 (木) 

       

■  知事囲む会で「王国の王は誰か?」 民部田岩手町長がただす

     
  民部田町長(左)から「希望王国の王は誰か」と詰め寄られる達増知事(中央)。右は稲葉会長  
 
民部田町長(左)から「希望王国の王は誰か」と詰め寄られる達増知事(中央)。右は稲葉会長
 
  「希望王国の王は誰か」。6日開かれた県町村会(会長・稲葉暉・一戸町長)の知事を囲む会で、民部田幾夫岩手町長が達増知事の政治理念をただした。「選挙では響きはいいが、為政者となった場合の表現としていかがか」と詰め寄った。達増知事はあくまで奥州藤原氏の王道にあやかりたいとの思いであり「140万人一人ひとりが王様である」と答えた。

  4月の知事選で達増知事の対立候補を応援したメンバーが町村会の中にいる。稲葉会長や藤原孝紫波町長がそう。自民支持層も多い。こうした中、民部田町長は達増知事のマニフェスト「希望王国岩手」を引き合いに、小沢一郎民主党代表に近い知事をけん制する質問を浴びせた。

  達増知事は王道と覇道を考えたとき「日本史上で奥州藤原氏だけが今、王道との評価があると思う。それにあやかりたいという思いから」と説明。

  そのうえで「王道が行われたと評価された人の道、政治のあるべき姿、地域のあるべき姿が理想で、それにあやかって思いを込めた。今は民主主義で主権者は国民。本県が希望王国なら140万県民一人ひとりが王様である。その自覚を持ってもらいたい。知事や市町村長を選ぶのも主権者。本県は今でも全国に比べると主権者の自覚が高いと思っている」と主張した。

  「誤解を招くとまずいので、わたしとしては140万の王に仕える身だということをわきまえ、日々の活動にも踏まえて働いてまいりたい」と、王国が小沢代表を指していないと婉(えん)曲的に述べた。

  会合では、知事のマニフェストと、稲葉会長が町村長会で同日まとめた政府への来年度予算要望と提言・要望についてそれぞれ説明があった。町村長からは県6月補正予算案の内容やマニフェストの施策に関する質問があり達増知事が回答した。

  稲葉会長は冒頭「一層、県と町村の緊密さを図っていかないといけない。これまでは連携が少々足りなかったとの反省もある」などと述べ、終了時には「今後の意思疎通につながる」と評価する発言もした。

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