2007年 6月 10日 (日)
■ 本宮氏が参院選出馬を断念 政調費使途報道で白紙に
社民党県連合は9日、参院岩手選挙区(定数1)で公認が決まっていた本宮秀孝氏(61)の「擁立を白紙にする」と発表した。小原宣良県連合代表は、本宮氏の盛岡市議時代の政務調査費の使途をめぐり、公職選挙法に抵触する可能性があるとの一部報道を受けて対応を決めた。小原代表は党本部に事情を説明し12日の幹部会で処遇を決める方針。本宮氏は「わたしの不徳の致すところ」と陳謝した。(9面に関連記事)
擁立白紙について会見する本宮氏(左)、小原代表(中央)ら
一部報道などによると、本宮氏は市議時代の06年1月26日に、盛岡市の岩手労働福祉会館で市政報告会を開き、参加した約85人に対し、1個2100円の折り詰め弁当と1杯320円のウーロン茶やコーヒーなどを配った。会費は徴収していなかったという。
所属会派の市民連合の当時幹事長を務めていた刈屋秀俊盛岡市議会副議長は、この弁当代など飲食費21万円を含む24万2千円を政務調査費として支出したことを認めた。
小原代表は「弁当代の支給は事実。公選法上、買収供応の問題があるのではないかとの疑義がもしあるとすれば、そんなことはないと言い切れるか。真っ白でも真っ黒でもなくグレーであり、客観的に判断せざるを得ない。モラルの部分で飲食費が政務調査費の対象たりうるか、適否を判断するのに分かりやすい項目。モラル的に見たのが(白紙の)判断の理由」と説明した。
同県連合は協議のうえ、11日に小原代表が党本部に出向き、経過と判断について説明することを決めた。12日には総合選対の常任選対を開催し、別の候補を擁立するかどうか方向性を出す。
本宮氏は「市民からの力添えをいただく中で、多くの方におわびする。わたしの不徳の致すところ」と陳謝した。政務調査費の事実確認などについて問われると「定かには覚えていない」と答え、公選法抵触の可能性を当時認識したかは「そこまで考えていなかった」と述べた。
小原代表は、政務調査費の使途などについては「以前、弁当代は政務調査費の対象で、使途基準として市議会、会派で合意の上にあった。06年度からは基準の範囲外が妥当と会派間で協議された」などと説明。
具体的な中身に及ぶと「そこまでの調査をけさの段階では、本宮氏の処遇についてやっていたので」とし、市議会からの報告を受けてから対応を協議する考えを示した。
「極めて残念。政治と金について国会でも議論になっている中、一点の曇りもあってはならないのに、グレーゾーンが存在する。これを持ってよしとすることはできず、誠に残念な事態。今後の活動の中にしっかり生かしていくことも決意の一つとして活動していく」と語った。
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