■ 〈参院選〉社民党県連合が伊沢昌弘氏を擁立 即戦力で短期決戦へ
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社民党県連合(小原宣良代表)は13日、総支部代表者会議で参院選岩手選挙区(改選1)に新人となる元県議で県連合幹事長の伊沢昌弘氏(60)の擁立を決め、全国連合に上申した。党は決定していた公認候補の本宮秀孝氏(61)が盛岡市議会の政務調査費問題で公認取り下げとなる事態となったが、全国連合幹部から新たな候補の擁立を要請されていた。短期決戦、党の不祥事という厳しい環境のもと、即戦力として4月まで県議3期を務めた実績に伊沢氏への期待が高まった。全国連合は14日の常任幹事会で議題とし、公認が決定される見通し。本宮氏の活動で組んでいたスケジュールを伊沢氏に切り替え、公示前に一巡をする方針だ。
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会見する伊沢昌弘氏 |
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伊沢氏は県議3期などの政治経験を持つ即戦力、さらには盛岡選挙区選出の県議だった地域性の大きな2点から絞られた。
総支部代表者会議後の総合選対会議で、小原代表は伊沢氏への決定を報告。伊沢氏は「突然のことで何をどうするかまとまっていないが、本宮さんがこの間に地域で訴えてきたこと、今の政治の流れが本当にこれでいいのかということを皆さんの代弁者として県民に訴えていきたい」とあいさつし、出席者の激励を受けた。
伊沢氏はその後、小原代表とともに記者会見。伊沢氏は「時間のない中だが精いっぱい回りながら、国民の暮らし、格差の問題を含めて声を結集して訴える役目を担わせていただきたい」と表明した。
政務調査費問題は党が同日出した声明で「わが党議員が公金の使途にかかわる指摘を受けたことを厳しく受け止め、県民に心よりおわびを申し上げる」と言及。
伊沢氏は「16年間、地方議員としてやってきた。県議会では個人に対して交付し公表している。改革についてその中に入ってマニュアル作りをしてきた」と自身の適正な運用を説明。その上で党の抱える問題として「そのことをわきにおいて、ただ単に社民党の政策だけを訴える形ではない」と覚悟を示した。
政策的には、改憲の動きに対し、護憲を強く主張していくほか、国民の暮らしを守る年金、医療問題を訴える。同時に地方政治経験者として地方行政、地方財政の置かれている厳しい状況に立って主張していく考え。
公示予定日まで差し迫った段階。小原代表は「(政務調査費)問題をわたしたちの力として発揮し、瞬発力に変えていく中で政策をきっちり訴えていく」とし、伊沢氏も「選挙区に誰も出さないで社民党の政策は届くかと逆に考えれば、短い期間であってもいろんな選挙の手だてを活用し、1人でも多くの皆さんに訴えたい」と語った。
社民党が新たな候補を擁立したことで、7月に想定される参院選選挙区は民主党の現職平野達男氏(53)、自民党新人の松下政経塾出身の千田勝一郎氏(36)、共産党新人の県副委員長の若山明夫氏(55)と伊沢氏の4人による争いが濃厚となった。
【伊沢昌弘(いさわ・まさひろ)】 70年岩手大学工学部卒。民間企業を経て73年県採用。91年から盛岡市議1期、95年から07年4月まで県議(盛岡)連続3期。現宮城県大崎市出身。 |
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