2007年 7月 2日 (月) 

       

■  新緑を縫い登山者の列 岩手山で山開き

     
  山開きを迎え多くの登山客でにぎわう岩手山(柳沢コース)  
 
山開きを迎え多くの登山客でにぎわう岩手山(柳沢コース)
 
  本格的な夏の訪れを前に岩手山で1日、山開きが行われた。前日の雨で色濃さを増した緑の中、大勢の登山客が山頂を目指した。雫石町の網張登山口、滝沢村の馬返し登山口、八幡平市の焼走り登山口では恒例となっている神事がそれぞれ行われ、シーズン中の登山客の無事を祈願した。

 滝沢村の馬返し登山口からも雨で登山客が少なかった昨年とはうって変わってたくさんの登山客が入山。駐車場は青森や仙台ナンバーの車や大型バスなどが止まり、この日を心待ちにした県内外からの登山客でにぎわった。

  午前6時30分から行われた神事、山開き式には一般登山客を含め約100人が参加した。柳村典秀村長は「岩手山の安泰と今年1年無事に皆さんが登山できることを願う」とあいさつ。

  滝沢村議会の角掛邦彦議長は「わたしも岩手山を愛する一人。今年はどんど晴れ効果で岩手山に登る愛好者も増えると思う。登山シーズン1年間、岩手山が登山者を快く見守ることを願いたい」と話した。

  式の参列者によるテープカットに続き、滝沢村山岳協会の角掛喜美夫会長を先頭に登山口から次々と登山者が入山した。この日は、早朝からの曇り空ながら、時折雲間から光が射し込む登山日和。半袖姿の登山者も多く、それぞれのペースで山頂目指し歩を進めていた。2合目付近では雲の切れ間から眼下に、滝沢村、盛岡市内が見渡せ、登山者の疲れを癒やした。

  北上市の斎藤孝雄さん(55)、花巻市の藤原義男さん(59)は前日の登山予定だったが、曇っていたため急きょ鞍掛山登山に変更。ところがどうしても岩手山に登りたい気持ちになり、この日は早朝から頂上を目指した。

  初めての岩手山登山となる斎藤さんは「初めて登ったが、下りてくるときに8合目付近から見えた景色は最高でした」と山腹からの景色に感動。十数回の登山経験がある藤原さんも「良かった。今度は網張からの縦走にも挑戦したい」と改めて岩手山の魅力を実感していた。

  盛岡市の60代の夫婦は「今年は遭難者も出た。安全に登山することが一番なので一つのけじめとして無事1年間登山できるように神事に参加しました。穏やかな山開きができて良かった」と話した。年に1、2回は登るという岩手山。「今年は花は2週間ぐらいは早いようです。ハクサンチドリの紫の花がたくさんありきれいでした」と草花を楽しみながら登山していた。

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