2007年 7月 2日 (月) 

       

■  〈グラフ〉盛岡市中央公民館で新収蔵資料展

     
  萬年通寶(760年初鋳)  
 
萬年通寶(760年初鋳)
 
  盛岡市中央公民館の「新収蔵資料展(平成18年度受け入れ資料)」が、8月12日まで同館の郷土資料展示室で開かれている。資料年代は江戸時代から昭和初期までにわたる。花巻城代を勤めた桐生家に関する近世文書や日本陸軍関係資料、貨幣や娯楽雑誌、絵はがき、工芸、風俗など盛岡を中心にした資料が公開されている。

  18年度の新収蔵資料は盛岡在住の寄附者6人(1人だけ東京在住)から752件、5258点あった。4人から7件、計66点の寄託資料がある。

  資料は多種多様。今回はその中から特徴のあるものを選んで展示した。小笠原家から寄附された資料は3600点あり、うち3分の2が貨幣。日本で最初の皇朝銭とは、和銅元(708)年初鋳の和同開珎から天徳2(958)年初鋳の250年間に鋳造された12種類の貨幣をいう。その中の萬年通寶(760年初鋳)が展示されている。各地の領内通用を目的として鋳造された地方貨に、秋田県の盛岡銅山の貨幣も。

     
  盛岡開市300年記念で撮影した当時の中の橋と岩手銀行本店  
 
盛岡開市300年記念で撮影した当時の中の橋と岩手銀行本店
 
  江戸時代から明治中期の娯楽雑誌の冊子は、多色刷りの表紙で色鮮やか。日清戦争のころと思われる盛岡八幡宮例大祭の山車の写真もある。廃棄処分によりバーナーで切断された脇差(刃の部分は後で研磨した)。盛岡開市300年記念で撮影した当時の中の橋と岩手銀行本店。当時の岩手県公会堂の絵はがきもある。陸軍主計大尉居城貞二氏が着用した夏用の軍服と装備も展示されている。

  似内啓邦学芸係長は「日本の貨幣を知る上で貴重な資料ばかり。盛岡の懐かしいアルバムなどが展示され、ぜひ来館を」と話している。期間中に一部、展示替えする。

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