参議院選(29日執行)の公示前で最後の土曜、日曜となった7、8日、立候補を予定している各陣営は本番に向けた最後の運動に奔走した。国会の会期延長で日程が1週間延び、プレ選挙戦の様相。梅雨の中日となって日差しが照りつけ気温も上昇した週末、汗を流して駆け回った。
12日公示の岩手選挙区(改選数1)は、自民が松下政経塾出身の新人千田勝一郎氏(36)=公明推薦、民主が2選目を目指す現職平野達男氏(53)=国民新党推薦、共産が県副委員長の若山明夫氏(55)、社民が元県議で県連合幹事長の伊沢昌弘氏(60)を擁立。4人による争いが確実となっている。
千田氏は本番の選挙戦を想定し7日から11日まで全県を党街宣車が回っている。7日には紫波町議選の影響で立ち上げが遅れていた後援会紫波支部の設立総会に出席。衆議院1区補選の党候補予定者とともに壇上で激励を受けた。
千田氏は「国会が1週間延びたが、5日公示なら何日目と、選挙戦のつもりで活動している。気持ちとしては始まっている。一喜一憂しないで粛々とやっていきたい」と、はやる気持ちを抑えて冷静さを保ちながら公示を迎えたい心境だ。
平野氏は国会が終了した5日に帰県。それまでも足しげく選挙区を回っていたが、現職としても心おきなくプレ戦に没頭できる。支持者回りの一方、8日は衆院1区補選の新人候補と街宣車で行動をともにし、盛岡市内44カ所で演説、表に出てきた市民とあいさつを交わした。
平野氏は「細かく回れるのはきょう(8日)で最後。いよいよという気持ちが出てきて、本番のつもりでやっている」と汗をしたたらせ語った。
若山氏は土日は盛岡で政見放送収録への準備を中心に過ごした。政策を前面にして訴える党の姿勢から入念なリハーサルを経て本番に臨む。合間には党の女性後援会や労働者後援会の活動に合流して街頭演説に立った。
若山氏は「統一地方選挙があって中断したが、党の前進の流れが国政に向けて大きくなっていると感じる。統一地方選後、事実上の選挙戦は始まっている。いよいよ本番という気持ちを高めて臨みたい」と力こぶ。
伊沢氏は6月13日の擁立決定後、支持団体を中心に出馬のあいさつのため県内を回った。残る県議選の選挙区だった盛岡市内の支持者をここ数日こまめに回っている。7日は支持労組の福祉野球大会の会場を訪れてあいさつし激励を受けた。
開幕戦の始球式を務めた伊沢氏は「バック(選挙態勢)はかなりいい。言葉を受けてくれる人に響くよう、切れのあるストライクボールを投げるよう努力したい」と全力投球を胸に誓う。 |