2007年 7月 13日 (金) 

       

■  参院選公示 岩手選挙区は4人が立候補届け出

 第21回参議院通常選挙は12日公示された。岩手選挙区(改選数1)には届け出順に松下政経塾出身で元商社員の自民新人千田勝一郎氏(36)=公明推薦、元県議で社民党県幹事長の社民新人伊沢昌弘氏(60)、共産党県副委員長の共産新人若山明夫氏(55)、再選を目指す民主現職平野達男氏(53)=国民新党推薦の4人が立候補した。今選挙は記録不備が明らかになった年金問題、政治とカネ、さまざまな格差、憲法改正などが争点。安倍政権が初めて臨む本格的な国政選挙は、天下分け目の戦いと称され、参議院における与野党逆転の行方が焦点となる。比例区には本県の元県議、民主党新人藤原良信氏(55)が立候補した。本県は選挙全体の帰趨(きすう)を左右する1人区の一つであると同時に17日告示の衆議院1区補選とのダブル選挙となるため政党対決は一層激しさを増す。(9面に関連記事)

 岩手選挙区の各陣営は午前8時半から、県庁12階で県選管への立候補届け出を済ませたあと盛岡市内で第一声を挙げ、29日の投開票日に向けて17日間の熱い戦いに入った。

  ■千田勝一郎氏

  千田氏は同市開運橋通の事務所前で、同9時ごろ第一声。県政の現状を念頭に「若者世代を代表してこの岩手の閉塞(へいそく)感のある政治空気を打破し、新風を吹き込みたい」と若さを強調。岩手の変革を訴えた。

  党の玉沢徳一郎、鈴木俊一両衆議院議員らが演説。公明党の小野寺好県本部代表は小沢代表の引退覚悟の発言に「すべての政治家が命懸けで戦っている。ごく当たり前のことを大げさに言っている」と指摘。鈴木氏も「日本の経済成長の波を地方にも、中小零細企業にも波及させなければならない。大事な局面を迎え、その大前提は政治の安定」と政権維持の必要性を唱えた。

  ■伊沢昌弘氏

  伊沢氏は同市南大通3丁目の事務所で出陣式後、近くのスーパーマーケット前で第一声を挙げた。公示約1カ月前に候補を急きょ交代したが「向かい風は打ち消してきた」とした上で温かい激励を受けるのは、「政治の進めてきたことが県民にも厳しい状況であることの証明」と、安倍自公政権を批判した。

  総括責任者の小原宣良党県連合代表は今選挙は平和と暮らしを守る戦いと位置づけ、雇用や労働の改善、憲法擁護などの党の姿勢を示した。車に乗り込み遊説出発という伊沢氏に「頑張れ」と阿部静子元県議の声。9年前の阿部氏の得票を超える10万票突破に力強い励ましとなった。

  ■若山明夫氏

  若山氏は同市本町通2丁目の事務所に午前8時入り。届け出完了と第一声の時間が来るのを待ち最後の準備を終えた。歩いて2〜3分ほどの国道445号沿いの第一声会場に移動。若山氏は「安倍総理は選挙日程を延ばし国民の怒りが冷めることを期待していたようだが、怒りはさらに深く広がっていることをきっぱりと示そう」と演説した。

  第一声では菅原則勝県委員長や鈴木露通いわて労連議長、斉藤信県議らがマイクを握った。菅原委員長は「暮らし、平和を破壊する暴走ともいうべき安倍自公政権には歯止めを掛ける確かな力を伸ばす選挙」と戦いの意義を訴えた。

  ■平野達男氏

  平野氏は同市菜園の事務所での出陣式後、事務所前で第一声。演説では小雨模様に「雨降って地固まるということわざがあるが、衆議院選挙終わって日本の地が固まる、政治が変わる、そういう選挙にするスタートだ。今度は明確に政権交代を視野に入れて戦っていかなければならない」と与野党逆転の実現に決意を示した。

  第一声では「政治生命のすべてを命の限り尽くしてこの戦いに臨む」という小沢代表の祝電が披露された。達増知事も「岩手の改革への強い意思を統合し、平野候補の圧倒的勝利を勝ち取ろう。民主党政権誕生に向け、わたしも共に戦っていく」と祝電を寄せた。

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