2007年 7月 14日 (土) 

       

■ 〈岩手競馬〉特別委が審議本格化 元職員から聴取

     
  参考人意見聴取などをした岩手競馬に関する特別委員会は非公開審議となった  
  参考人意見聴取などをした岩手競馬に関する特別委員会は非公開審議となった
 
  県競馬組合議会に設置された岩手競馬に関する調査特別委員会(新居田弘文委員長)は13日、盛岡市新庄の盛岡競馬場で開かれた。競馬振興公社職員、関連業者、組合元職員が参考人に招かれた。新居田委員長は競馬存続と経営改善に向け、年内をめどに提言や意見をとりまとめ管理者の達増知事に提出する考え。

  同日は委員である議員10人全員が出席。新居田委員長は冒頭、「立ち入った内容もあるので条例に基づき秘密会とする」として非公開とした。組合事務局も記録者を除いて退席した。

  今回は公社職員2人、関連業者2人、組合元職員1人から事情聴取し意見交換をした。組合元職員とは約2時間を費やした。

  話題に上ったのは▽1場体制の可能性▽繰上充用による債務の穴埋めと配分金▽運営体制▽経費削減とファンサービス▽業務委託の在り方−など。

  1場体制については競馬を支える仕組みが今まで見直されず経営難になったことに関連した「2場体制も大きな負担だった」とする見解を聴取した。「1開催組合は1場体制。2場は財政的にも構造的な問題があるとの話も委員から出た」(新居田委員長)という。

  運営体制では、過去に再生のチャンスを逸した背景の一つに、プロパーと競馬運営に素人の構成団体首長との考え方に違いもあったとの発言も。振興公社からは副管理者が人事の関係で短期に異動することで「トップが目標を掲げても組織全体の力になっていない」との見方も出た。

  01年度からの繰上充用も本来は緊急避難的で、組合規約でも構成団体の分賦(ぷ)で行われるべきものだったが「構成団体間で意思疎通ができなかった」との証言もあった。

  廃止になった他場の例で、収支が赤字になっても財政競馬の性格上、配分金確保を優先した経緯の説明もあった。特別委では岩手競馬もある期間、同様の事実があったとの認識を持った。

  新居田委員長は取材に「過去の反省から建設的な意見も聞けた。委員が改めて知ったこともある。JRAや先進地事例も参考にするなど情報収集し、いくらかでも存続と再生への思いを形にしたい。やりっぱなしではなく特別委として集まった以上、提言書にするか意見書にするかしてまとめ、管理者に示したい」と話した。

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