達増拓也前衆議院議員の知事転出に伴う衆院岩手1区補選は17日、告示される。立候補を予定しているのは、自民党新人で元団体職員の玉沢正徳氏(36)=公明党推薦、民主党新人で弁護士の階猛氏(40)=国民新党推薦、共産党新人で党県委員会書記長の瀬川貞清氏(57)、無所属で経営コンサルタントの勝政(本名・馬場)康臣氏(53)。参院選と同日選で衆院補選が行われるのは岩手1区と衆院熊本3区のみで勝敗は全国的にも注目される。幹部クラスの代議士も続々と岩手入りするなど、各党が党の威信をかけた戦いに全力を挙げる。投開票は参院選と同じ29日。
玉沢氏は参院選立候補者の千田勝一郎氏と36歳コンビでの挑戦をアピール。紫波町と矢巾町に後援会支部を設立し、旧来の自民支持層の結束に力を入れる一方、市中心部では同級生や若手県議、市議が中心となり、若年層や無党派層への浸透を意識した前哨戦を展開してきた。連立与党として公明党も推薦決定し、後押しする。
盛岡市中ノ橋通の選挙事務所で午前8時半から神事を行ったあと、中三デパート前、東北銀行紫波支店前などで第一声。同党の中川秀直幹事長、町村信孝元外務大臣も応援演説する。
階氏は知事に転出した達増氏の後継として、26カ所に後援会支部を発足させるなど浸透を図っている。国民新党、連合岩手が推薦。13日には小沢一郎氏が来県し激励した。街頭演説やミニ集会で選挙区内をくまなく回り、知名度不足解消に全力。16日も参院選立候補者の平野達男氏とともに盛岡市内を集中的に回った。
盛岡市菜園の事務所で午前8時から出陣式を行ったあと、事務所前で第一声を上げる。
瀬川氏は、補選を「たしかな野党の存在を示す絶好のチャンス」ととらえ、2大政党では満足しない有権者の支持獲得を目指す。党の地域支部や職域支部へのあいさつ回りのほか、15日は参院選立候補予定者の若山明夫氏と市内の繁華街で遊説に力を入れた。24日には市田忠義党書記局長の来県も決まっており、盛り上げを図る。
盛岡市本町通2丁目の浅沼ビル前で午前9時ごろ第一声の予定。高橋千鶴子衆議院議員が応援演説する。
勝政氏は自身の著書などを通して、広く浸透を図る考え。午後3時に盛岡市菜園のカワトク前で第一声を行うとしている。県選管によると16日現在、届け出に必要な供託金の納付証明書など必要な書類が提出されていない。
立候補の届け出受け付けは午前8時半から県庁12階講堂で行われ、午後5時に締め切られる。
16日現在の衆院選岩手1区内の選挙人名簿登録者数は、旧盛岡市22万9527人、紫波町2万7772人、矢巾町2万1453人の合わせて27万8752人(男13万726人、女14万8026人)。 |