2007年 7月 24日 (火) 

       

■  知事が同意書を交付 盛岡市の中核市指定

     
  達増知事から中核市指定の同意書を交付され、握手する谷藤市長(左)  
 
達増知事から中核市指定の同意書を交付され、握手する谷藤市長(左)
 
  盛岡市が08年度の移行を目指す中核市手続きで達増拓也知事は23日、谷藤裕明市長に同意文書を交付した。谷藤市長は早ければ8月のお盆前にも東京へ出向き、総務大臣に中核市指定を求める申し出をする予定。谷藤市長は「独自のまちづくりを推進していくのは悲願」とし、直接国との手続きへ向けて改めて決意を示した。

 同日は谷藤市長ら市側が県庁を訪れ、達増知事から同意書を受け取った。

  達増知事は「県民こぞって盛岡の中核市への移行を望んでいる。中核市として盛岡が発展していくことが、岩手全体の発展に大きく寄与する期待感が高い。ぜひ21世紀の地方自治のモデルになるよう頑張っていただきたい」と期待を込めた。

  谷藤市長は「今後総務大臣への指定申し出は調整中だが8月10日ごろを予定している。いろいろな権限を市として持ちながら、自立したまちづくり、北東北の要となる都市づくりを、これを機にさらに取り組み、進めたい」と意欲を見せた。

  市は引き続き県からの事務移譲に伴う職員の派遣、保健所設置関係についての協力体制を求めた。県も移譲によって条例改正を行うことになっており、達増知事は「権限移譲に伴うフォローアップ、保健所の問題などでも県としてきちんとやって、スムーズかつ将来の発展が円滑にいくよう努めたい」と応じた。

  市は今年の市議会3月定例会で指定申し出の議案を提出、議決された。これを受けて5月14日に達増知事に指定の県同意を求めた。県議会は今月4日にこれを議決、今回知事の同意書交付に至った。

  谷藤市長は取材に対し「盛岡市と玉山村との合併で人口が30万人を超え、中核市の要件を満たした。知事から同意書をもらい自立したまちづくり、自分たちの判断でまちづくりをする基礎づくりの第一歩がスタートした。今まで特例市で権限を有していたが、中核市によってさらに独自のまちづくりを推進していくのは悲願だった」と述べた。

  市は中核市移行によって保健所の設置など、住民に身近な権限、許認可を持つことでスピーディーで細やかな対応が可能と説明。盛岡の景観を活用した「盛岡らしさの追求につながっていける」(谷藤市長)という。

  総務大臣への同意申し出を経て、秋には国から中核市指定の政令公布がある見込み。今後、関係条例の整備や旧競馬会館跡に整備中の保健所の開設に向けた準備が来年4月に向けて進められる。

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